続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

ツバメ悲しや。

2012-06-28 06:31:02 | 日常
 隣家にツバメの巣があるので早朝からにぎやかにツバメの鳴き声が聞こえる。カラスに比べるとずっと可愛らしく何かおしゃべりをしているという感じである。

 ただ(期間が)長い、長すぎる。四月からすでに七月になろうとしている六月下旬・・・未だに巣を離れていないようである。
 通常ツバメは卵を産み、雛を育て上げると、一斉に飛び立ちどこかへ消えていくという習いだったはず・・・。(二度も同じ場所で子育てをするなんてあり得るだろうか?)

 
 京急の衣笠十字路バス停には二つのツバメの巣がある(その隣の家屋には三つの巣が横に並んである)。
 流線を描くツバメの飛翔は美しく、あわただしく何回も雛に餌を運んでくる様は見ていて飽きない。ところが、やはり・・・長い・・・何時まで?と、思いあぐねてしまう。
 バス停で隣り合わせた七十代くらいの婦人は言った。
「近ごろではツバメも巣作りが困難で、同じ巣で子育てを繰り返すそうです」(やっぱり・・・)

 わが家でもツバメの巣があったけれど、ある日雀に見つけられ(ちゃっかり巣の中に雀が)、それからはツバメは巣を確認に来ても産卵する事はなくなってしまった。巣を取り払った昨今よもやと思っていたら造りかけて止めた形跡があったのは玄関ドアの真上・・・開け閉めの衝撃に驚いて止めたものと思われる。(以前あった場所には作らないのだろうか)

 ツバメが巣を造る適所が無くなってしまったのかもしれない・・・。ツバメは長い、それこそ大昔からの習性を打ち捨て、新たなる道(安穏)を選択しているのだろうか。

『城』866。

2012-06-28 05:44:34 | カフカ覚書
また決裁をどんなに綿密にやっていても起るものでしてね、われわれのことえお担当している連絡係は、そのうちこちらから回答が行くだろうと当てにして、回答がありしだい測量師を招聘するか、必要に応じてさらにこの件にかんしてわれわれと連絡をとるかすればよいと考えておったのです。

 aller→alles(死ぬ)
 回答/Antwort→entwerten/無価値にする。
 招聘/berufen→Beruf/(天の)おぼしめし。

☆また死を片付ける決裁は起こるかもしれない、これを離れての報告者は無価値になるだろう。そのうち測量師(土地を失った事に気付いた人)を天はおぼしめしになるか。
 必要な小舟を、さらにこのことをわれわれは報せる(通信)か考えていたのです。