七月の声を聞いたと思ったら、今日はすでに十日。
ボンヤリしている内に季節は容赦なく姿を変えていく。「朝顔が咲いているわ」と子供の声がしたのは幾日か前。キッチンの裏の壁を這うように伸びている朝顔・・・種も撒かないのに自然に出た芽に感動していたけれど、もう花をつけているなんて!
花一輪、ただそれだけで、胸の中が温かくなる。清々しい朝の露に濡れる朝顔の花を見ていると、雑多な思いは霧消していく。
ボンヤリしている内に季節は容赦なく姿を変えていく。「朝顔が咲いているわ」と子供の声がしたのは幾日か前。キッチンの裏の壁を這うように伸びている朝顔・・・種も撒かないのに自然に出た芽に感動していたけれど、もう花をつけているなんて!
花一輪、ただそれだけで、胸の中が温かくなる。清々しい朝の露に濡れる朝顔の花を見ていると、雑多な思いは霧消していく。