続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

お墓参り。

2014-07-12 06:53:51 | 日常
 あっという間もなく、気づけばお盆が直に迫っている。
 お墓参り・・・。

 町内に市営墓地があるので、徒歩での行き帰りは一時間。散歩がてら日参する人も多い。見習ってわたしもそうすればいいのに、傍観するのみで実行には至らない。
(せめて一年の内に、春秋のお彼岸、お盆、年の瀬・・・これだけは最低限守っている)


 ところで今夏は、台風のため行ってみるとほとんどのお墓にお花はなかった。五十年に一度の、名前も付いた大型台風では無理もない・・・まだ盆の入りは明日。


 お墓の前で手を合わせると・・・お父さん、お母さん、わたしに妹・・・懐かしい昔が過ぎる。
「お父さん、お母さん、わたしと妹の家族をどうか見守って下さい。平穏無事、安らかな日常、ただそれだけでいいんです。」
 両手を合わせ、重ねて念じてお墓に水を掛けてくる。花は見栄えのしない廉価なものだけど(ごめんなさい)お願いだけはしっかりしてくる。

 亡母が入院している時、だらしない姿で見舞いに現れる娘のわたしを見て母は嘆いた。
「お前ねぇ、お隣のベットのご家族は病院のすぐ側にお住まいでも、きちんと身なりを整えてやって来るというのに、お前のその恰好は何なの!」と叱られた。
 お墓の下の母は、廉価な花をあげるケチなわたしを嘆いているかもしれない。(ごめんなさい)幾つになっても謝ってばかりの不出来な娘も(立派に?)67才の夏を迎えています、妹も元気ですよ。(これで勘弁してください)

『ポラーノの広場』394。

2014-07-12 06:42:51 | 宮沢賢治
わたくしは後向きになって火の中に落ちる蛾を見てゐるふりをしてゐましたがすぐあとをつけました。

 後向きはゴ・コウと読んで、語、構。
 火はカと読んで、化。
 中はチュウと読んで、注。
 落ちるはラクと読んで、絡。
 蛾はガと読んで、臥。
 見てゐるはケンと読んで、兼。


☆語(ことば)の構(くみたて)は、化(形、性質を変えて別のものになる)で注(意味を明らかにする)。
 絡(すじみち)を臥せて兼ねている。

『城』1680。

2014-07-12 06:24:04 | カフカ覚書
 一匹の大きな、ふとった、年をとった猫が、机のうえにぐったりと四肢をのばして寝そべっていた。女教師は、あきらかにちょっとした怪我にすぎない猫の前足の傷をしらべていた。

 猫/Katze→Kette/連鎖。
 ふとった/fleischhige→freisinnig/自由思想の。
 前足/Pfote→Pforte/入り口。


☆先祖の自由思想は、連鎖の奥に広がり、騒ぎ、興奮していた。教示はあきらかに先祖の傷の入り口(原因)だった。