続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

渋滞。

2014-11-08 06:39:09 | 日常
 秋の陽はつるべ落とし・・・西空が茜色に染まったかと思うと突然の暗闇・・・慣れない風の冷たさ。
 サークルの帰りは待っても待っても来ないバスを恨めしく待っていた。(今日は運が悪いわ、来る時にもさんざん待って、横須賀駅行きが三台も連なってきたのに、一番混んでいる手前のバスで立ちっぱなし・・・)

 やっと来たバスになったら渋滞・・・ちっとも動かない。のろのろ・・・のろのろ(でも進行しているだけましだわ)。
 わたしの前に座っていた七十代くらいの女性が話しかけてきた。
「この時間、いつもこんなに混むんですか」
「いつもこの時刻に乗りますけど、ここまでの渋滞は初めてです」
「この道路は時間が当てになりませんねぇ。今日は携帯を忘れてしまって主人に連絡も出来ません」と困惑気味。
「どちらまで?」
「竹川です。あなたは?」
「わたしは城址です。横須賀が発展できない理由は、ここかも知れませんね、この渋滞・・・」
「本当に、横横の高速が出来ても事情はあまり変りませんものね。横須賀なんて良い所だと思って三十年前に横浜から転居して来たんです。でも、息子の通学、夫の通勤・・・大変な思いをいたしました。毎朝五時半に家を出るんですもの」と苦笑した。

 息苦しい渋滞も、何気ない会話で気持ちが解れ、何とか、衣笠城址に到着。(どうやら自然渋滞だったようだけど・・・バスの中には身体の弱いお年寄りもいたに違いないし、それでなくても疲労maxの夕刻・・・。
 
 本当に大変です。
 しみじみ、渋滞は辛いだけ・・・。

『畑のへり』2。

2014-11-08 06:25:59 | 宮沢賢治
 小さな虻だのべっ甲いろのすきとほった羽虫だのみんなかはるがはる来て挨拶して行くのでした。

 小さなはショウと読んで、章。
 虻はボウと読んで、謀。
 べっ甲はコウと読んで、考。
 羽虫はハ・チュウと読んで、把、註。
 来てはライと読んで、頼。
 挨拶はアイ・サツと読んで、相、察。
 行くはコウと読んで、講。


☆章(文章)の謀(はかりごと)の考えを把(つかみ)註(意味を書き記す)ことに頼む、相(二つの物が同じ関係にある)ことを察(明らかにする)講(はなし)である。

『城』1789。

2014-11-08 06:13:24 | カフカ覚書
それで、あなたがふたりをここへ入れてやってくださればいいとおもうわけよ。だから、ねえ、早くふたりを入れてやってちょうだい!わたしのことは、気を使っていただかなくってもいいわ。わたしの事なんか、どうだっていいの。わたしは、自分にできるあいだは、自分で身を守りますわ。でも、破滅せざるをえない羽目になったら、いさぎよく破滅します。しかし、そのときは、これもあなたのために起ったことだと覚悟したうえでのことですわ」


☆それであなたがここにふたりを入れてやってくださればいいでしょう。だから、早く彼らを入れてください。小舟に尊厳はありません。わたしのことはこのままにしておいて。わたしにできるあいだは自身で制止します。でも、わたしが負けざるをえなくなったときには負けを自覚しましょう。でも、これもまたあなたのために生じたことなんです。