続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

バードウオッチング③/海風に癒されて。

2014-11-09 08:01:27 | 博物館講座
 観音崎方面のバードウオッチング講座。
 集合場所は、南谷戸バス停。降車すると目の前は海。低い雲や薄寒い海風にゾクッとなりながらも、先生の望遠鏡で覗くと、ユリカモメ、ウミネコ、セグロカモメが岩礁にじっと佇んでいる姿に遭遇。
 羽毛に包まれた身体は温かいのもかもしれない、それでも寒風吹きすさぶ海上の、群れを成さない鳥を見ていると胸を衝くものがある。

 集合を待って走水から観音崎へと歩き出した。
 生憎の曇天、鳴き声はするものの姿は見えず、空中高く飛ぶトビ、ノスリそしてカラスが舞うばかり。ノスリは鷹科であるけれど、カラスに追い回されている光景は少々滑稽であると同時にもの悲しい。
 先生はコゲラのギィという鳴き声を聞いたというけれど、こちらは感知せず。

 山の天辺、枯れ木の枝の先に止まったモズは、サークル全員が心ゆくまで観察できるほど長く留まってくれていた。

 ヒヨドリ、ムクドリ(口先がオレンジ)、ヤマガラ、シジュウカラ、スズメ、カワラヒワ、ホオジロ・・・。
 ホオジロは竹林などの低い所に一年中見られるらしい(留鳥)アオジはより暗いところ高原から北に繁殖し冬に平地に見られると言う。

 先生は懸命に鳥を探索してらしたけど、わたしはよろよろメンバーのあとを付いて行くだけのリハビリ感覚。
 それでも秋のステキな海風に吹かれて至福。
 たたら浜海岸の透明な水、美しい砂浜・・・カメラを持参しなかったのが悔まれたほどの恍惚たる風景に癒されて楽しいウオッチングでした。

 稲森先生、萩原先生、メンバーの皆様・・・本当にありがとうございました。

『畑のへり』3。

2014-11-09 07:38:05 | 宮沢賢治
 たうもろこしには、もう頂上にひらひらした穂が立ち、大きな縮れた葉のつけねには尖った青いさやができてゐました。
 そして風にざわざわ鳴りました。

 頂上はチョウ・ショウと読んで、兆、衝。 
 穂はスイと読んで、推。
 立ちはリツと読んで、律。
 大きなはダイと読んで、題。
 縮れたはショクと読んで、宿。
 葉はヨウと読んで、陽。
 尖ったはセンと読んで、千。
 青いはショウと読んで、章。
 風はフと読んで、普。
 鳴りましたはメイと読んで、冥。


☆兆す衝(重要なこと)を推しはかること。
 律(物事の基準となる決まり)の題(テーマ)は宿(前世)からの陽(日の光)である。
 千(沢山)の章(文章)は普く冥(死後の世界)である。

『城』1790。

2014-11-09 07:00:45 | カフカ覚書
「きみの言葉は、助手たちについてのぼくの判断をますます強めてくれるだけだ。ぼくは、自分からすすんで彼らを入れてやるようなことはけっしてしないだろう。


☆きみの言葉は助手たち(脳、知覚/精神)についてのわたしの判断を強めてくれる。彼らを入れてやるような符号(暗号)は決してないだろうと思う。