続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

整理整頓。

2014-11-10 06:43:20 | 日常
 物を置いたら置きっぱなし。手を離した瞬間その物のことを忘れ、積み重ねる悪癖というか怠慢。
 緊張感の欠けた生活・・・見るからにだらしない(誰も見ていないから平気)・・・やがて物が見つからない事態に陥るという悪循環。
 
 整理整頓の術を持たないわたしは、とにかく捨てるしか方法が無いと自覚している。
 皮工芸の道具類、パッチワークの小布の山、服地、裁縫道具や小物類、書き散らした文章の類、絵の道具類、アクセサリー作りのビーズやリボン、ハウツー本、着ることの無い洋服・・・ああ、もう一遍にまとめて捨ててしまいたい。

 軽く生きる!
 元来、軽い人間である。なのに何故こんなに重くなるまで物を所有したのか・・・これ全て煩悩のなせる業、小さな欲の積み重ねではないか。

 少しづつ捨てていく・・・この方法は、少しづつ痩せていこうとするダイエット法に似て、あまり当てにならない。少しづつという微妙さが、むしろ欲求を刺激するからである。

 本当に要る物を整理整頓し、要らないものは処分する。この簡単な方法を何が心に引っかかるのかなかなか実行できない。最近は忘却力が増し、捨てても思い出せないから好都合である。なのに、捨てようとし現物を手に取ると鮮やかに記憶が甦るという寝た子を起すような不幸な現象が生じてしまうのである。

 
 母は65才で亡くなっている。そのせいか65才以降、わたしはもうこの世の人ではないような錯覚を覚える。もう幻の時を夢のように歩いているのだというように。
 そう思えば何も惜しいものは無いはず・・・整理整頓の基準を「死」におけば、もっと潔く身辺を整理できるのかもしれない。

『畑のへり』4。

2014-11-10 06:36:07 | 宮沢賢治
 一疋の蛙が刈った畑の向ふまで跳んで来て、いきなり、このたうもろこしの列を見て、びっくりして云ひました。


☆溢れる悲喜、吾(わたくし)は化(教え導くこと)の二重の考えを記し、裂(ばらばらに離して)兼ねて運/めぐらせている。

『城』1791。

2014-11-10 06:24:07 | カフカ覚書
だって、彼らを追いだしてやったという事実は、事情しだいでは彼らをこちらの思いどおりに支配することができるということを立証していることになるし、したがってまた、彼らがクラムと重要な関係なんかもっていないということも証明しているんだからね。


☆彼らを外に出したということは、事情を制御できるということだし、それとともにクラム(氏族)との関係も決定的ではないと言う証明にもなります。