続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

パッチワーク。

2014-11-19 06:44:18 | 日常
 もう止めよう、これ以上目を酷使する作業はいけない。自分に禁止令を出したいところであるのに、その禁を破って手が動いてしまう。(ため息をつきながら、少しづつならいいでしょう)と自分に言い聞かせる。
 それでなくても今夏、目が充血して眼科医に診てもらい、治癒したものの再び何となく充血気味である。眼底出血を疑い、それより進行する眼の病を危惧している昨今、凝視を要する作業は控えている。

 でもでも・・・布地を見ると(ああもしたいこうもしたい)と瞑想(迷想?)してしまう。布地の整理を、と決意して広げているうちに、パッチワーク用に5センチ画に線を引いて切っておきましょう。(いつかのために)

 四角パッチなら・・・と、安易な気持ちで布を吟味していると、(あれもだめ、これもだめ)色合せの段階で迷いが生じる。(この生地は、目が詰んでいて針が通りにくいから避けなくては、これは少し生地が厚い、これは薄い・・・)
 元々パッチワーク用に布地を揃えてあるわけではないから選択の作業はひどく手間取り疲労困憊。

 あまり考えなくていい、眼鏡ケースや、バックの小物入れなどを作ろうと思っても、生地選びのプロセスでぐったり。それに、パッチワーク用の薄綿は、どこに収納してあるのか・・・。


 ほんの小さな小物を作ろうとして、作る前にすでに肩が凝り、目がしょぼしょぼし、立ちあがろうとすれば膝が痛い。(だからやめればいいのに)

 パッチワークを夢見て、大作はおろか、小さな作品も噴飯物・・・つくづく三流の人だと苦笑い。

『畑のへり』13。

2014-11-19 06:38:44 | 宮沢賢治
「いまどこにゐるんだ。」
「おまへのめがねで見るがいゝあすこだよ。麻ばたけの向ふ側さ。おれは眼鏡も何もすてて来たよ。」
 あたらしい蛙は遠めがねを出して見ました。


☆兼ねる真(本当)の講(話)がある。
 化(形、性質を変えて別のものになる)に頼り、縁(つながり)を推しはかると、現れる。

『城』1799。

2014-11-19 06:31:09 | カフカ覚書
フリーダは、なによりもバルナバスという名前におどろいて、Kの様子をじっと見ていた。Kは、手がぶるぶるふるえて、ドアの古びた錠前をすぐにはあけることができなかった。「いまあすぐあけるよ」と、何度もくりかえしながらノックした相手がだれであるかをたずねようともしなかった。


☆フリーダ(平和)はなによりもバルナバス(北極星)という名前に驚いてKを見た。Kは不確かな国家の昔の推論をすぐには公開することができなかった。「すぐにあけるよ」と、いつまでも繰り返しながら、訊ねることなく、本当はドキドキしていた。