続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

追いつけない。

2015-07-03 06:50:43 | 日常
 月日の経つのが早すぎて追いつけない。
 
 否、自身の行動が鈍くなっている。次の行動に移ろうとして(ちょっと待て・・・)と頭は空っぽなのに何か考え込んでしまう。実のところただボォーツとしているだけで、はっと気づくと時計の針は恐ろしい速さで進んでいるという具合。

(取り戻せない時間、巻き戻しはない。永遠の不可逆)

 頬杖ついて溜息に暮れている。

 一日が経つのも早いが、一週間も然り・ひと月も・・・という風に六十八年もの月日を生きてきたのだと思うと感慨深い。
(何も焦ることはないのに)と苦笑する。第一何に対して焦燥感を抱いているのだろう。目標も締切も待っている人もいないわたしの日常。

 何に対して追いつけないのかも分からない、もうとっくに置いてきぼり。追いつこうなんて意欲は失笑もの。

 のろのろようやっとの態で歩いている年寄り。「大丈夫ですか」と声をかけられまいと必死で平気を装っている。

(ゆっくり行けばいいんだよ)と、皺も深くなり老人然とした自身の独り言。
 ・・・ゆっくり行こうと思う。

『銀河鉄道の夜』5。

2015-07-03 06:33:26 | 宮沢賢治
 先生はまた云いました。
「ですからもしもこの天の川がほんたうに川だと考へるなら、その一つ一つの小さな星はみんなその川のそこの砂や砂利の粒にもあたるわけです。


☆旋(元に戻る)章(文章)を運(めぐらせている)。
 展(くりひろげる)千(たくさん)の遷(移りかわる)講(はなし)が逸(隠れている)。
 溢(たくさん)の償(あがない)を詮(明らかにする)。
 赦(罪や過ちをゆるし)謝(詫びる)理(物事の筋道)を留める。

『城」2010。

2015-07-03 06:08:16 | カフカ覚書
まもなく、ギーザは、猫をすっかりフリーダにまかせてしまった。というのは、Kが村に到着した最初の晩に知りあった例のシュヴァルツァーがやってきて、あの晩のことが原因になっているらしい困惑と学校の小使いにたいするのにふさわしい極度の軽蔑とが入りまじった態度でKに挨拶をすると、ギーザを連れてとなりの教室へ行ってしまったからである。


☆その場合、ギーザ(総体)は、世襲的階級についていは完全にフリーダ(平和)にまかせてしまった。というのはKが到着したこの週末(死の世界)で知りあったシュヴァルツァー(影の人)がやってきて、あの終末(死)のことが原因になっているらしい恐怖と罪過への節制のない蔑視とが入り混じった態度でKを迎えると、ギーザ(総体)と共に罪過をテーマにし始めた。