相模原市南区上鶴間に日蓮宗身延山久遠寺末寺の「方運山青柳寺」は鎮座している。明応8年(1499)に「青龍寺」という小庵を再興の際に「青柳寺」と改称した。創建は天正年間(1573~1592年)。本尊は大曼荼羅である。また江戸時代、当寺は寺小屋を開き教育の場でもあった。「山門」より入山すると正面に重厚な入り母屋造り瓦葺の「本堂」、左に「庫裏」と右に「鐘楼」、数多くの石碑がある。中でも「武相困民党発祥之地」の稗は明治17年(1884)には自由民権運動の舞台であった記念に建てられた。この時期の当寺の目玉はなんといっても「本堂」前に植栽された一本の10m超えの「しだれ桜」である。先週初めは蕾は大きく膨らんでいたが残念ながら数輪開花しているだけであったが、今日は樹形全体がピンク色となり3、4分咲きとなってしなやかに枝垂れてこの桜本来の美しさを披露し始めていた。今週末が満開見頃ピークとなる。(2503)





