町田市木曽西に八王子「大善寺」末、430年近い寺歴を誇る浄土宗の名刹である「浄叡山傳重寺」は鎮座している。開基は天正年間(1573-92)、源貞が慶長元年(1596)に開山。本尊は阿弥陀如来。町田街道沿い「木曽信号」手前に構えられている「寺号標」と「山門」より入山すると900坪の境内正面に寄棟亜鉛葺木造りの美しい、特に天蓋と天井が特徴の「本堂」、右に「庫裡」がある。その前に源空「法然上人像」、「百万供養塔」、「六地蔵尊」、「水子子育地蔵尊」が祀られている。また当寺の隣には小さな海上交通の守神「金刀比羅神社」と「秋葉神社」がある。(2501)
相模原市中央区上溝、上溝商店街のほぼ中心地に「大鷲神社」と「成田山不動明王」が隣り合わせに鎮座している。昨日(1/9)新春恒例伝統行事「上溝だるま市」の開催会場となったところである。明治3年当地に市場が開設されその商売繁盛を祈願し地元の上溝本町の商店主らが勧請し商業の発展を祈念し現在の「大鷲神社」となった。元和年間(1615~1624)の建立。祭神は大鳥祖神と日本武尊。毎年11月の酉の日には「酉の市」が開かれ大勢の参詣者で賑わう。右隣には「成田山新勝寺」の分社として「成田山不動明王」があり明治8年(1875)に現在地に鎮座した。この寺も地元自治会法人本町自治会、上溝商店街振興組合が管理保存している。現存する掛け軸に成田山第十三世貫首原口照輪上人の名と開眼が残されている。その後、昭和51年(1976)に100年祭が行われその節目となる開眼もなされている。不動尊堂内部には「不動明王」と「七福神」が祀られている。(2501)
相模川の左岸は海老名市社家地先、右岸は厚木市岡田地先に位置している神奈川県内広域水道企業団の相模川水系建設事業の一つとして、平成7年(1995)に着工、平成10年(1998)に完成した「相模大堰」はある。この大堰は県内有数の規模を誇る取水堰で、日量最大約62万㎥の水を相模川から取水している。この堰から海老名市側に引き込んだ水は海老名市社家の沈砂池で土砂などを取り除き、綾瀬浄水場と伊勢原浄水場に送られ横浜市や川崎市、横須賀市、相模原市の水道水として供給されている。令和2年(2020)、併設されている「相模大堰管理橋」が一般歩行者・自転車通行として開放された。先月訪れた時は「富士山」は見れなかったが、今日はこの「相模大堰」から前方に「大山」、その後ろに名峰、霊峰「富士山」を拝むことができる。左側に雲の塊を抱えながらも山頂の五分の一ほどを顔を覗かせてくれている。「富士山」は本当にいつ見ても雄大で美しい山である。(2501)
今夜は今年最初の「満月」で、アメリカの農事暦では寒い真冬に空腹に耐えかねた飢えた「オオカミ」の遠吠えがよく聞こえることから、この時期の満月を「ウルフムーン」と呼ばれる。また他に「オールドムーン」(old moon=古月)、や「アイスムーン」(Ice moon=氷月)とも呼ばれる。今夜の満月の月齢は14.6で地球との距離は40.1万km も離れており一年の中でも3、4番目に遠い月である。月齢は14.2。今日14日(火)の7時40分頃満月の瞬間を迎え、最大は深夜の3時頃となる。見えるのは日没後の17時半過ぎ、東の空に月の出を確認できる。午後6時外へ出て見ると快晴、空気が澄んでいるのかはっきりと真黄色の真ん丸の満月である。月面のクレーターや山、海を確認できた。月の右上に月に大接近した一際明るく光る「火星」、その他にもシリウス、ポルックス、リゲル、カペラなど6種類の星からなる「冬のダイヤモンド」からなる満月である。今年見た目が最も大きくなるのは11月5日、最も小さく見える満月は4月13日の満月である。(2501)
相模原市南区麻溝台に四季の花が絶えない「相模原麻溝公園」はある。師走のこの時季さすがに花は少ない中で唯一、この時季の代表花である「ロウバイ」の木が3本ほど「花の谷」の花壇の一画に植栽されている。一週間前は咲き揃いはじめであり、それでもこの花らしい美しい蝋質の花姿、甘い香りを放ってていた。今日はもう満開でいよいよ「ロウバイ」の季節到来である。近寄って見ると甘いフルーティな香りを嗅ぐことができる。この「ロウバイ」は冬に咲くことから「ウィンター・スウィート」と呼ばれる。名に梅がついているが梅ではなく中国原産のロウバイ科の落葉低木である。種類は福寿蝋梅、満月蝋梅、素心蝋梅、実生蝋梅の4品種がある。当園にも淡い黄色の「素心蝋梅」と濃い黄色の「満月蝋梅」の2種類があり「素心蝋梅」が咲いている。花の希少な季節(蝋月=12月)に「ロウバイ」は欠かせない花である。(2501)