





今回、大阪の寺社巡りの旅はJRの「天王寺」駅に降り立った瞬間から始まった。メインの四天王寺に向かう府道30号線沿い途中、左手に天王寺公園、茶臼山古墳を背後に鎮座する「堀越神社」、骨仏の寺として有名な「一心寺」を参拝、いよいよ主目的寺院の聖徳太子建立七大寺の一つ推古天皇元年(593)に建立された四天王を安置する寺院「四天王寺」(金光明四天王大護国寺)へ。甲子園の二倍という広大な境内に最古の建築様式で建てられた中門、五重塔、金堂、講堂が一直線に配置された伽藍は目を見張った。大阪市中央区難波、大阪千日前に古き良き浪花情緒溢れる一角、水掛不動尊として親しまれている浄土宗「天龍山法善寺」へ。全身が苔むした姿の「水掛不動尊」には驚き見入ってしまった。近くには法善寺横丁、ミナミの賑やかな「道頓堀商店街」に足を踏み入れるとそこにはテレビでお馴染みのひときわ巨大な看板を掲げたお店が建ち並び多くの人が行き交っている。国道26号線右側の浪速区元町に鎮座する祇園牛頭天王をお祀りする古社「難波八阪神社」へ。何といっても大きな「獅子殿」は必見である。難波駅に戻るともうそこはキラキラと宝石をちりばめたようなイルミネーションの幻想的な世界に暫し酔いしれることに・・・。前方には隈研吾氏が設計した「ベルコ難波ホテル」と外観に歌舞伎座風の屋根の造形を取り入れたデザインの「新歌舞伎座」(劇場)がひときわこの街にマッチしている。(1911)
堀越神社
一心寺
四天王寺
法善寺
道頓堀商店街
難波八阪神社
今日から九州の旅が始まる。「羽田空港」の搭乗口で待機とていると20~30秒おきに滑走路に向かってそれこそひっきりなしという感じで各社の飛行機が着陸している。まさに「空のラッシュ」とでもいうべ光景を見ることができる。一日に一体何機がここ離発着しているのだろうか? ホームページを見てみるとなんと一日600便が発着しているということである。ここ 羽田はハブ空港として機能しているようだ。いよいよ14時30分搭乗、約900k、2時間弱のフライトである。「空旅」の始まりである。高度は一気に10000mへ上昇一路九州へ向けての機上人となった。白い綿のような雲の中を上昇、安定飛行に入り、規定航路の眼下には日頃見ることはできない上空からの海ほたる、静岡、中部、関西、四国、九州と日本列島の姿が視界に入ってきた。こうして機窓越しに見る日本という国は本当に海に囲まれた美しい国であることを改めて感じた2時間の「空旅」であった。(1909)