相模原市南区下溝に位地する「県立相模原公園」の西側に「水無月園」という「ハナショウブ園」がある。広さ2300㎡の園内にはメインの東側と木立に囲まれた西側とさらに奥にもう一つの3面の菖蒲田がある。明るい雰囲気の漂う円弧状のメインの菖蒲田には「江戸系」、「肥後系」、「伊勢系」併せて118品種、26,000株が植栽されている。一週間前に訪れた時はまだ全体的に一割にも満たない開花状況であったが、今日はもうる見頃となっていた。伊勢系のエリアが開花が早いようでほぼ全列、肥後系は十数列、江戸系がやや寂しく数列であった。また中央の菖蒲田ではほぼ咲き揃い色とりどりの花形をしたショウブで埋め尽くされている。「ハナショウブ」は江戸時代から日本各地で数多くの品種が育成されその数は2千種以上もあり、また咲き方や絞り、覆輪の組み合わせを含めると5千種以上ともいわれる。間もなく関東も梅雨入りかと思われ剣状の葉に雨にしっとりとした花姿が似合うまさしく「ショウブワールド」の完成が近づいている。(2105)








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