ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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NY原油一時、バレル133.82ドル、NYダウ前日比227ドル安(学校で教えてくれない経済学)

2008-05-22 09:36:42 | 経済学
 国際政治学者で元神戸学院大学学長の谷口弘行氏の講演を、昨夕、大阪の科学技術センターで聞いた。谷口さんは、「世の中の動きは、一部のうわさやガセネタで動かない。公式の声明で80%は動く」、「最近のジャーナリズムは、面白くない、お金にならないと、記事を書かなくなった」、「情報は米国経由がほとんどだ」と話され、印象に強く残った。
 谷口さんは、「世の中が変わるのでない。世の中の見方が変わるのだ。見方が変わると、政策も変わる。一つの情報が、何を根拠にしているか。誰のために語るのか。自分のからだで情報を受けとめて、相手とぶつかることで、はじめて、物が見えてくる。」と話された。
米FRBが、4月29,30日開催の会合の議事録を、5月21日、発表した。08年の米GDP見通しを、当初の年1.3~2%を年0.3~1.2%へ下方修正した。インフレ率については、2009年は小幅引き上げたが、2010年については、平均1.8~2.0%、エネルギーと食料を除いたコア指数で、1.7~1.9%で据え置いた。年率2%でこの先インフレが進むとの予測だ。
FOMCは、4月の会合で、短期の目標金利であるFFレートを、0.25% 下げ年2.0%と決めた。議事録によれば、「経済成長とインフレリスクは均衡点に近づいている」と指摘した。3月18日のFOMC議事録では、「米景気の下ぶれリスクに対する懸念」を強く出していたが、それが4月度議事録では消えた。追加利下げ期待を「公式に」打ち消した。
議事録は、「住宅は不振が続き、その結果、個人消費は明らかに鈍化、企業の設備投資見通しも落ちる」と書いたが、その一方で、「金融市場は、脆弱であり、一部に悪化リスクを残しているが、改善した」と、ここでも追加利下げ期待を打ち消そうとしている。
 NY株式市場は、FOMCの4月議事録で、景気後退、利下げ打ち止めを、「売り材料」に使った。しかし、この日、前日比227ドル下げ、12,601ドルで取引された、NYダウ急落は、NY原油先物相場が、一時、バレル133.82ドルまで値上がりし、結局前日比4.19ドル、3.3%急騰したことが大きく影響したと今朝のWSJ紙は解説している。
  NY原油(WTI)相場は、昨日の上昇で、年初から39%、5月はじめからでも17%値上がりした。米エネルギー情報庁(EIA)が、先週末の米石油在庫が、輸入の急減により、530万バレル減ったとの発表が引き金になった。
 米石油製品在庫は、72万8,000バル増加したが、予測の120万バレル増と比べて大幅に減少した。米ガソリン在庫が、予測の40万増に対して75万5,000バレル減少した。
 原油の先物相場には、期近物と同時に数年先の相場がある。2016年12月相場が、バレル142.09ドルまで値上がりしたことも原油相場急騰を助けた。さらに、中国が四川省地震後、オリンピックを目前に控えて、備蓄用に、ディーゼル用原油を買い漁っているとの情報が追い討ちをかけているとWSJ紙は解説している。
 原油を買い求めて長い行列が出来ているとイメージすれば分かりやすい。人が並んでいるのを見るとつい並びたくなるものだ。「バレル150ドルは投機だ。世界の石油は余っている」とOPECが声高に叫んでも無視される。OPECは上がり過ぎの反動を怖れている。
 バレル150ドル原油は、自分にとって何を意味するのだろうか。米FRB議事録は、なにを狙いとして公表されたのか。原油150ドル目前で、日本の力量が問われている。(了)

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タバコ売り上げ

2008-05-22 09:34:06 | Webニュースより
タスポでたばこ売り上げ明暗(中国新聞) -goo ニュース


大方の人が予想していた通りではないだろうか。

問題は青少年が買っていたと思われる売り上げが減ったかどうかだが、これは統計がとれそうもないので、偽りの報告が出てきそうだ。

だが、青少年の問題は他にあるような気がする。

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