ガーベラの花
江嵜企画代表・Ken
神戸三宮の画材店「ルナ」に寄ると、通り道にあるフラワーショップ「潤」(078-221-7127 )を覗くことが習慣になった。
諸物価高騰をいいことにして、花の値段も値上がりしている。ただ、この店は、今のところかもしれないが、リーズナブルな値段でわけてくれる。小鉢にガーベラの花が入って380円の値札がついていた。
広辞苑でガーベラを引くと、ラテン名で、gerbera、ドイツの医者、T.Gerberにちなんでつけられたとあった。
ヤフーでガーベラを検索した。元祖は南アフリカの野生タンポポ。日本には大正時代、海外から伝わり、「花車」や「花千本槍」などと呼ばれていた。日本では、冠婚葬祭用の花として愛用されているという。クリスマスには赤、敬老の日にはオレンジ、結婚式には白が人気だそうだ。
ガーベラの生産業者の話として、「採花したガーベラを冷蔵庫に入れると花にストレスがかかる。採花後時間をかけずに、花が元気をたもったまま届けるようにしている」と紹介していた。
人も花もお互い生き物である。冷房のなかで生活していると健康によくない。花が冷蔵庫で痛むように、人も冷房の中で生活しているとからだを痛める。
ガーベラの置き場所は、直射日光を避ける、風の当たる場所、暖房、ストーブの近くは厳禁とあった。これも人間の健康にとって、基本的な注意事項である。
花も生き物。ひとも生き物。花から教えられることが結構多い。
自宅でガーベラの花を軽くスケッチした。(了)