ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

関西学院7-3酒田南に快勝(スケッチ&コメント)

2009-08-12 22:04:17 | スケッチ


関西学院7-3酒田南に快勝

江嵜企画代表・Ken



「経済学」の原稿を朝一番で仕上げて、急いで甲子園に駆け付けた。最寄駅阪神「御影」から電車に乗れば20分で甲子園に着く。幸い試合開始の8時半まで40分近くあった。ところがお目当てのバックネット裏の中央特別自由席券売り場は長蛇の列だった。

 試合開始の8時半まであと20分あったが、球場に入ると一塁側アルプススタンドは関西学院の応援団でびっしり詰まっていた。校章の新月が周りの藤色にかこまれて鮮やかに揺れていた。大声援が試合前から地なりの様な響きとなって席に着いたネット裏上段席まで届いた。大変な熱気でアルプス席から一塁側の席まで全てが関西学院の応援席のようだった。

 朝日新聞朝刊は「見どころ」という欄に、「投手力に勝る酒田南が優位か」とし、「酒田南の左腕安井は山形大会5試合を1日1人で投げ切り、無失点」を理由に上げていた。ところが先取点をとったのは関西学院である。

 球場のファンがおっと、唸ったのは、それまでスタンドでは好投していたかに見えた先発の新川選手が酒田南に3塁打を打たれた直後、あっさり引っ込め捕手の山崎裕貴選手にスイッチして後続2人をぴしゃりと抑えたことが第1の勝因と思われる。すごい監督だなとそのとき思った。

 試合は二転三転した。とにかく関西学院は積極的にいい球がきたとみればバットを振った。結構初歩的な中継ミスやバント失敗もあった。しかし、入れられたあとすぐに追加点を奪った。これには感心した。兵庫大会決勝戦を明石球場で見たが、そのときもそうだった。

 関西学院レフトの梅本選手にアクシデントがあった。代わりに出た安食(あんじき)選手が、8回表の攻撃で、ここで追加点が欲しいところでしかも2アウト2,3塁の走者一掃する二塁打を打って勝利をほぼ手中に収めたのは大きかった。

 点を取られたあとにすぐに点をとること。2アウトになってまずいなおもったところでタイムリーが出る。これは相手チームにも大きなダメージを与える。試合の「見どころ」欄に書いた朝日の記者が次の関西学院の試合になんと書くか興味深い。

 70年前、昭和14年(1939)の対戦相手は天津商(満州)だったと今朝の朝日新聞で知った。その年ノモハン事件が5月に起こり甲子園夏の大会直後の9月1日に第2次世界大戦がはじまった。 いつものように甲子園風景をスケッチした。午前10時5分に「ただいま満員になりました」と場内アナウンスがあった。試合後球場の外に出た。入れ換わり立ち替わり、続々と客がつめかけていた。球場の回りは祭り気分であった。

 甲子園のグランドには魔物が住んでいると昔からよく言われる。初戦は突破したが難敵ぞろいである。関西学院の応援歌「新月旗の下に」が再び聞きけるように、一試m、k合一試合、無心で、頑張って欲しい。(了)

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FOMC待ちで、NYダウ、原油、ドル、トリプル安(学校で教えてくれない経済学)

2009-08-12 09:33:16 | 経済学
水曜日午後予定の米FOMC(連邦公開市場委員会)声明文発表待ちで、8月11日、NYダウは前日比96ドル安、9,241ドル、原油(WTI)バレル1.15ドル安、69.45ドル、1ドル=ドル95円へドル安と、株・原油・ドル共に下げるトリップル安となった。

7月の雇用統計で米雇用減が予想外に軽微だったことでむしろ不透明感が出てきている。米FRBが金融緩和政策をいつ打ち止めするのかという不安感が特に株式市場に出て来たと今朝のWSJ紙は指摘していた。

今朝のNHK・BSが伝えるブルームバーグは、大手金融機関もそうだが、特に中小の金融機関が依然として大量の不良債権を抱え、赤字決算発表を控えている。米FRBが金融緩和政策中止に舵を切れば、景気回復に水を差さすとの懸念が今朝の金融セクター株の値下がりに現れたと解説していた。

NY外国為替市場でドルが特に対日本円で売られ、前日の1ドル=97.11円から1ドル=95.93円へドルが大幅値下がりした。FOMCの発表を見越してドルを売って円に避難したと今朝のWSJ紙は解説していた。

ドルは対ユーロでも売られ、小幅ながら、1ユーロ=1.442ドルから1ユーロ=1.4154ドルへ値下がりした。ドルは、対英ポンド、対スイスフランでも値下がりした。ブルームバーグに出たある証券アナリストはドルが大きくぶれるのは混乱を招くとコメントしていた。

NY原油(WTI)先物相場は、株安を受けて売られ、先日比バレル1.15ドル安、69.45ドルと7月31日来の安値を記録した。米エネルギー省が、2009年の世界の原油需要が1.3%減との予測を嫌気したとWSJ紙は解説していた。

中国経済の先行きに不透明感が出ていることや中国株が値下がりしたこともNYダウの値下がり、原油安に影響したとWSJ紙は指摘していた。

今朝のテレビ東京の経済番組では、今年の米国の国債発行額が29兆円ある。既に26兆円完了した。予定では9月に終了する。明日のFOMCの声明文で、秋以降も国債発行を続けるのかどうかその当りの感触を確かめたい。それがNY株価を下げたのではないかと解説していた。

お金は一番臆病な生き物であると常々思っている。相場の世界は水鳥の生態とも良く似ている。水鳥は、「完璧を求めず、最善を尽くせ」を励行している。日本ではお金の話をすると嫌がる人が多い。しかし、お金は道具である。道具はうまく使えと教えている。(了)

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