ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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水ビズネスは世界で100兆円の需要ありといわれている(学校で教えてくれない経済学)

2009-08-29 09:15:36 | 経済学
ビニロン繊維のメーカーとして日本でも知られている化学メーカーK社のPR番組が昨晩日経CNBCで放送されると聞いていた。放送予定の午後9時までに応援チームのナイター試合が勝って終ったのは幸いだった。負けていたら機嫌よく見れなかったことを白状する。

番組は関東のある浄水場の場面から始まった。0.1ミクロンの細い穴で出来た中空糸の膜を汚水が通過するときれいな水に様変わりする画面を写していた。私企業の人によるのではなく公的な市の職員が現場で説明していたので大いに説得力があった。

ビニロン繊維は1939年に日本で初めて合成された繊維である。戦争の影響で工業生産は1950年まで遅れた。1939年と言えば、その年の9月1日に、ナチスドイツがポーランドに侵攻し、悪夢の第二次世界大戦がはじまった。ある意味、ビニロン繊維は、戦争の申し子かもしれない。

現在のK社は、繊維メーカーというより化学メーカーとして知られるようになった。株式欄も化学の最初に出てくる。番組に出演した社長さんも、温暖化が益々進む。資源有限の時代にあって、さまざまな問題解決には、化学の力が是非とも必要だと強調しておられた。

PR番組であるという点では、当然、割り引いて聞かなければならない。しかし、当社が社会に適した商品を開発し、社会の変化について行く一方で、いかに社会の動きを先取りして諸事進めることが大切かを経営の基本理念に置いていることを力説していた。番組冒頭に紹介された水ビズネスは世界の流れである。世界で100兆円規模の需要と言われている。

ただ何人の人がこの種の番組を見ているのだろうか。事前に案内してもらったから見れたにすぎない。番組が放送されることさえ知らない人が多いだろう。今回の番組はケーブルテレビによる放送である。ひいきチームの試合は見るが、余程関心がないとまず見ない。この種の番組は多くの人に見て欲しい。しかし、現実問題として無理があるかもしれない。

今朝のNHK・BS「おはよう世界」紹介のブルームバーグの番組によると、8月28日のNYダウは前日比36ドル安、9日振りに反落して9,544ドルで取引を終了した。原油(WTI)相場はバレル25セント上げ、72.74ドルで取引された。円相場は1ドル=93.64~65円、1ユーロ=133.9~93円で小幅に円高が進んだ。自国通貨の価値が上がって悲しむ国は日本だけだろう。円高は国益だが、日本ではGDPの70%を占める個人消費の存在は無視される。

いよいよ明日総選挙である。欧米のメディアも取り上げているが、不透明感を露わにしている。WSJ紙は、日本が民主党政権になれば、アメリカ離れする懸念ありと指摘していた。資源の99%を海外に依存していながら、庶民レベルでも世界の動きに関心が薄い。(了)

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