ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

キャサリ―ン・アンダーセン邸風景(スケッチ&コメント)

2009-08-20 22:30:20 | スケッチ


キャサリ―ン・アンダーセン邸風景

江嵜企画代表・Ken



「橋村萬象展」のあと、やや急な上り坂を徒歩15分、8月30日まで一般公開中のキャサリ―ン・アンダーセン邸まで足を延ばした。その時たまたま訪問客もなく、前回時間がなくて描けなかった中庭からの風景をスケッチすることが出来幸いだった。

 邸内の落ち着いた雰囲気もいいが、庭に下りての眺めもなかなかのものである。絵心を大いに刺激された。炎天下だったが、暑さも忘れて夢中になって描いた。邸正面からは気付かなかったが、サルスベリが丁度満開で木々の緑に色どりを添えていた。
 
 背中でツクツクボーシ、ツクツクボーシと盛んに鳴いていた。神戸にも秋が確実に忍び寄って来ている。建物左奥に煉瓦が積み上げられている一角が見えた。その前にプレートがあった。そこには15年前の阪神淡路大震災の時、三本の煙突全てが落下、地面につき刺さった。そのうちの一本を修復したものと説明にあった。

 キャサリ―ン・アンダーセン邸は、今から110年前の1899年に建てられた。棕櫚と蘇鉄は建設当時のままの位置に植えられている。建物は色々の人の手を経て震災を迎えた。画家の安藤岬氏との縁に恵まれ見事再建、中庭も美しく整備された。一般公開は8月30日とあと10日足らずに迫っている。神戸を訪れる機会のある方には、お勧めのスポットの一つであろう。(了)

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橋村萬象展・三代襲名記念(スケッチ&コメント)

2009-08-20 08:23:45 | スケッチ


橋村萬象展・三代襲名記念

江嵜企画代表・Ken



三代襲名記念、「橋村萬象展」が、兵庫県民会館、亀の間で開かれるというご案内をいただいたので出かけた。この日は裏千家 原田宗清先生のお点前のおうすをいただきながら、木具師、橋村萬象さんのお話を親しくお聞きすることが出来幸いだった。

会場の兵庫県民会館は、JR元町駅からまっすぐ北に徒歩約10分のところにある。日本画や洋画などの同好会展がよく開かれている。どうしてここが今回の会場に選ばれたのですかとお聞きしたら、茶会なども結構開かれているとのことだった。

この日は約70点ほどが香合、菓子器、水指などの茶器が展示されていた。今回のような夏の展示は秋からお正月にかけての道具が用意される。冬の展示は春から夏にかけてという風に、季節、季節に合わせて変えている。料理では食材に旬の物が選ばれる。それと同じで、茶道具にも旬の絵がらが選ばれる。この日の展示品に蟋蟀の絵を見つけた。

橋村萬象さんによれば、本来、茶会はホームパーティ―である。客人をもてなしする心遣いが器選びに示される。形式は当然大事にされるが、茶の精神は、むしろ形式にとらわれない、日常性に本義があると改めてお聞きして、妙に感心した。
 
茶会は千利休の当時は、男の世界だった。それが明治以降、女性が茶会の主流になった。現在では90%以上がご婦人だと橋村萬象さんから聞いた。戦国時代には、茶会は公家、武士、商人、絵描きなどが集まる文化サロンでもあった。茶会と称して密議も交わされたことはよく知られている。

会場の様子をいつものように軽くスケッチした。(了)

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