ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

投資家心理改善、NYダウ82ドル高、原油一時バレル70ドル(学校で教えてくれない経済学)

2009-08-19 09:30:16 | 経済学
立秋が8月8日と知らずに「暑中お見舞い」と書いて出した方から「残暑見舞い」の返事をいただいた。それ以後は気を付けて「残暑お見舞い」と書くようになった。梅雨が明けるのが今年は遅く、いつまでも夏だと思っていたら、神戸でも朝晩めっきり涼しくなった。

秋風といえば、NYダウが、先週金曜日マイナス76ドル、月曜日も186ドル下げて、NY株式市場は秋風が吹いたように落ち込んでいた。それがどうだ、今朝は人違いのようにはしゃいでいた。病気と同じで経済も、気持の持ちようで良くも悪くもなるから怖い。

NYダウは、金融株、住宅株がリード役になって多くの銘柄が値上がりし、GMの増産ニュース、フォード増収のニュースで自動車株まで値上がりし、NYダウは、前日比82ドル高、9,217ドルで取引を終了したと今朝のNHK・BSが紹介するブルームバーグは解説した。

ブルームバーグの今朝のゲストは、米国の住宅事情は地区にバラツキが見られるが全体としては上向きである。底を打った。在庫が片付くまで時間はかかるが、これから先の人口動態を見て判断することが大切で、魅力ある土地には人は必ず戻ってくると明言していた。

今朝のWSJ紙を読んでいると、企業業績が、「予想したより利益の落ち込みが少ないことを再認識した。」「世界景気の回復が予想していた以上に遅れるのではないかと心配し過ぎた」というコメントが目立った。

シカゴのHarrsPrivateBank,チーフ投資オフィサ―、JackAblin氏は、「米国の消費者センチメントは我々が耳にしているほど悪くない。クレデットによる買い物には失望したが、現金での買い物が増えた。これは予想外だった」と語ったとWSJ紙が紹介していた。

日本人とアメリカ人との違いにはいろいろある。日本人は人の短所を指摘して長所を褒めない。アメリカ人はそれぞれのいいところを指摘する傾向が強い。「予想より利益の落ち込みが少ない」としてポジティブに受け止め、買い材料に使うところに端的に現れている。

ブルームバーグが指摘していた人口動態から住宅の先行きに明るい展望を見出していたことは大いに注目される。「世界人口白書」によれば、アメリカ人は2050年に現在の3億から4億に増える。アメリカが移民を積極的に受けているからだ。人口が増える国は一時的な景気後退があって必ず勢いを盛り返して来るだろう。

NY原油(WTI)が一時バレル70ドル台へ乗せた。対円相場は1ドル=94円台で目立たないが、株価反発と対ユーロ、英ポンドでのドルの値下がりが影響した。季節は秋の気配である。しかし、日本人ほど恵まれた国民はない。背筋を伸ばして元気を出して頑張ろう。(了)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする