サヨナラホームランで関学の夏終る
江嵜企画代表・Ken
先に点をとられても取り返した。投手は3ボール投げてもあとストライク続けて取って相手の打者を三振に打ち取った。兵庫大会決勝戦もそうだった。もうダメかな、と思って迎えた9回表だった。しかし、関西学院の選手一人ひとりが優勝候補、中京大中京の好投手,堂林選手にくらいついて同点にした。そして2アウトになった。まだランナーを2、3塁に残していた。あと1本出ていたらとおもいながら9回裏を迎えた。
ワンアウトを取った。投手山崎裕選手が2球目に投げた高めのカーブをこの日既に3本もヒットを打っていた中京の河合選手は思い切りたたいた。左中間へ大飛球が飛んだ。それがなんとサヨナラホームランである。爽やかにと敢えて言いたい。爽やかに、関西学院の夏が終わった。
試合が終わっても関西学院の大健闘を讃える拍手が止まらなかった。高校生らしい戦いぶりが観衆の心を捉えたに違いない。あとで知ったがこの日4万6,000人が炎天下の中、関西学院と中京の試合を見ていたそうだ。
関西学院対中京の試合は、第3試合だった。お目当ての特別内野自由席が取れない怖れがある。朝8時前に甲子園で入場券を確保して一端帰宅、昼過ぎに再度、甲子園へ出かけた。天理と長野日大の試合を5回から観戦した。午前の2試合が共に7-6の熱戦で、第3試合の開始が1時間遅れ、午後2時27分から始まった。
センターポール中央の日章旗、大会旗は、試合中、右に左に絶えず動いた。風が流れていたので暑さを幾分かは和らげてくれたのは幸いだった。いつものように球場の様子をスケッチした。(了)