ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

政治家に限らない、根も葉もない話は用心しましょう(学校で教えてくれない経済学)

2010-09-05 21:30:03 | 経済学
まともに水もやらないというのに朝顔は元気だ。庭には店買いの苗と種から育てた二種類ある。ともに連日の猛暑をものともせず、毎日、きれいな花をつけて喜ばせてくれる。このエネルギーはどこからきているのか。素人判断だが、全ては根から来ているに違いないと思っている。

種を小鉢に撒いて、7~8センチほどで植え替えたが、そのとき驚いたのは無数に延びた細い根だった。どんな大木でも、根は木の背丈ほどあるという。15年前の阪神・淡路大震災の時も、東西に走る国道2号線沿いの家屋の数多くは傾いたり倒壊していたが、沿道の銀杏の木は何事もなかったように立っていた。

先日、NHKテレビの「アインシュタインの眼」という番組で、高速度カメラを駆使して伝える稲の種から苗までの成長過程をつぶさに観察する機会があった。その時も種が発芽して根を出し苗が2ケ月ほどで20センチばかりに成長する。ところが、根の方も、少々の風に吹かれても倒れないように、野球でいえば、センター、レフト、ライトと見事にバランスをとって田んぼの土奥深くまで延びている様子を写していた。

広辞苑で「根」を引いた。第一義として、水分、養分を吸収し、からだを支持する高等植物の器官。普通、地下にあり、若い部分には無数の根毛を生じ、これで養分、水分を吸収する、と出ていた。転じて、心の根。こころ根が優しいなどと使う。逆に、根に持つは、恨みに思っていつまでも忘れないこと、などと使うとあった。

日本画家、森田りえ子さんが、京都のひいらぎ野の椿の絵を描かれたときに聞いた話である。枝があって茎が生え、それに葉がついて、その先に花が咲き、そして実がなる。花は添えものですと言われた時は驚いた。幹の下にどんな根があるのか、絵を見た人が想像してもらえるような絵を描きたいと、言われた彼女の言葉が今も忘れられない。

先日、「まろわ講」主宰、竹田和平さんから「撒いた種が受取る実」という言葉を伺って感心した。いままで「撒かぬ種は生えぬ」とか「自分で撒いた種は自分で借り取れ」と、とかくマイナスイメージでいろいろな場で教育を受けて来たような気がする。同じ中身の言葉だと思うが、「撒いた種が受取る実」とプラス志向で言われると妙に安心するから不思議である。和平さんは「花想えば花開く」とも話された。

種がまずあって実がなる。種を撒けば、芽と同時に根を出す。根から水分と養分をとって、枝や茎を伸ばし、葉を付け、花を咲かせ、そして実がなる。庭に咲いた朝顔が、根も葉もない話には、政治家に限らず、用心しなさいと教えてくれているようだ。(了)

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水は昔を覚えている、ご自宅の下が昔、何だったか、調べておいて損は仕舞い?

2010-09-05 09:35:02 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)




近くの喫茶店に出入りしている。神戸でも毎日36℃以上だから前例のない暑さである。水やりにうっかりしていて庭木を枯らしたという話も聞いた。それでも最近は、日中は暑いが朝晩はコ-ロギが鳴いている。確実に秋は足元まで来ていると客人の一人が話していた。

4日の読売夕刊コラムの「よみうり寸評」によると、南米では、7月、8月とすさまじい寒波が襲来していたらしい。ボリビアでは生物が大量死して生態系が崩壊の危機にあると英科学誌ネイチャ―の記事を紹介していた。地球の裏と表とかくも違うかと思うが、ペルー沖のラニーニャの影響と捉えるなら頭に入り易い。ラニーニャの影響だと地球は一つだから北半球も秋から冬にかけて大寒波襲来予測だから他人事でない。

週はじめハンブルグ在住の知人から「今朝は7℃、当地は秋の気配です。」というメールをいただいた。NHK・BS「おはよう世界」で、40℃を記録したモスクワ郊外で初雪が降ったと流していた。森林火災で大騒ぎしていたことがウソのようだ。

今朝、喫茶店のマスターが、昨晩、NHKで小沢一郎さんのテレビ出演を見て「一度、小沢さんにやらせてもいいなと思った」と突然言い出した。もともと小沢さんが大嫌いの人が、なぜと思うが、その前に出演した菅さんは余りにも迫力がなさすぎると一押しは小沢にする根拠だと話していた。

客人の一人のご婦人は、最後は菅さんよ、と自信ありげに応対していた。4日付けの毎日朝刊には「小沢リード」と出ていた。全ての新聞に目を通したわけではないが同日の読売朝刊には「菅、先行」と出ていた。14日まで、菅だ、小沢だと、喫茶店でもウルサイことだろう。しかし、日本国の総理大臣が決まるのだから他人事では済まされまい。

喫茶店では政治と宗教の話はタブーと相場が決まっている。気心の知れた客人がたまたま居会わせたタイミングだったので、マスターもつい気を許したのかもしれない。ここの喫茶店では株の話もいままで聞いたことがない。経済の話題ではないが、年金の話はたまに出る。年金と株は実は裏でつながっているのであるが、株は自分とは関わりないことだと思っているからだろうと勝手に想像している。

9月1日の防災記念日は無事クリアした。ただ二百十日は無事終わったが二百二十日はどうか。喫茶店では地震の話しはなにかと言えば話題になる。神戸住吉は激震地の一つだったから15年経った今も多くのひとが忘れようとしてもあの悪夢の瞬間、そのあとの経済面含めての苦労が忘れられないからである。

水は昔を覚えている。ご自身の家の下が、昔、沼か川か海か調べておいて損は仕舞い。(了)

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