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ストレステスト疑惑再燃で、NYダウ107ドル安、ドル安進み1ドル83円台へ

2010-09-08 10:09:19 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)



ひいきのチームが際どいゲームを1-0でものにした。9月7日のあの試合があとあと話題になるかもしれないと昨晩放送したサンテレビのアナウンサーが話していた。台風9号の余波で途中風雨が激しくなる場面もあった。相手チームのホームラン性の打球が向かい風で気持ち押し戻された幸運にも恵まれた。負ければ首位転落、するずる行くところだった。

一夜明けたアメリカ時間9月7日、欧州の金融機関に対するストレステスト(資産査定)にWSJ紙が疑義を提示したことが、休暇明けの投資家に一撃をくらわせた。NYダウは、商い低調の中、先週末比107ドル安、10,340ドルで取引を終了した。

7日付けWSJ紙は、ギリシャ、ポルトガルなどの問題含みでありながらストレステストに公表をはばかったとみられる欧州の銀行が再び金融不安に追い込まれると指摘していた。フランスの4銀行は査定をクリアしていた。ところが200億ユーロの内84億隠していた。

アメリカンエキスプレス4.1%,JPモルガンチエ―ス2.3%,バンカメ2.2%,シティグループ2.1%など金融株が軒並み売られ大幅に値下がりした。最もソブリン債リスクをかかえていると見られるバークレイキャピタル株は5.9% 大幅値下がりした。

NHK・BS「おはよう世界」で、英BBC放送は、バークレイのCEOに昇格したRobert E.Diamond Jrが日本円換算で24億円の巨額の報酬を手にすることは問題だとする英国議員の声を紹介していた。国民の税金で救済を受けながら経営トップは大金を手にするとはなにごとだと話していた。ロンドンでは首切り反対でバスが24時間ストに突入した。

NY外国為替市場では、欧州金融不安再燃で、ユーロが対ドル、対円で売られた。ユーロは対スイスフランで最安値を更新したとCNBCテレビがテロップで流していた。対ドルでは1ユーロ=1.2896ドルから同1.2695ドルへ急落した。対円では、1ユーロ=106.30円まで値下がりした。

テレビ東京の朝の番組では、15年振りの円高が進んだと騒いでいた。円高ではない。ドル安、ユーロ安である。JPモルガンの為替アナリストの佐々木氏は、日米の金利差からみて、この先1ドル=80円近辺まで一気にドルが売られる可能性があると指摘していた。日本とアメリカの政策金利はほぼ同じゼロだ。しかし、アメリカのインフレ率は2%、日本はマイナス1.5%、計算上、実質金利では日本の方が高い。お金は「低」から「高」へ流れる。

同番組に出演したホリコキャピタルの堀古さんは、「日本は『為替介入』という誤った考えに固執している。米国債を買うことによってドル安を防ごうとしている。同じ国民の税金を使うならまだ日本の国債を買うべきだ」と指摘していた。日本人は馬耳東風だろう。(了)

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