ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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民主党代表選で菅首相なら現状通りでやや円高、小沢一郎なら目先やや円安の見方が多い

2010-09-14 13:58:26 | 経済学
(学校では教えてくれない経済学)



尖閣諸島衝突事件を中国国営テレビが連日取り上げている。13日の「おはよう世界」では、釈放された中国人乗組員が、「中国の領土で日本に不当に拘束された。釈放は中国政府の堅い意思と決意の成果である。不当に拘留されている船長を即時釈放すべきである」と話す場面を紹介していた。インターネットで日本を激しく抗議する書き込みが14万件だそうだ。

一方、香港テレビは、尖閣諸島(台湾名・魚釣台列島)は台湾の領土と主張する台湾の民間団体の2名が抗議のため出港したと伝えていた。尖閣諸島は日本固有の領土である。ただ、日本人は、学校で子供のころから領土問題については厳しく教えられて来ていない。そのせいか、日本国民に今回の事件に関しての盛り上がりはほとんど見られない。

「おはよう世界」が紹介する米ブルームバーグニュースは、バーセル銀行監視委員会が発表した銀行の自己資本強化案のゴールが8年先の内容だったこと、中国の8月の工業生産が予想以上に好調だったことを好感して、銀行株が値上がりをリードした。13日のNYダウは先週末比81ドル高、10544ドルで取引を終了したと伝えていた。

この日、NY証券取引所で取材していたブルームバーグのサーラ・バートン記者は、「トレーダーは嬉しがっていない。この日も売買高が8.8億株と少ない。1年前の今頃は1日12億株前後取引されていた。米国経済の先行きに確信が持てないからだ。」と紹介していた。

毎度のことで恐縮だが、鳥が取引していると思えば納得する。餌がもらえると思えば鳥は必ず集まってくる。餌がもらえるかどうかならまだいい。逆に株式市場に自分が餌にされるリスクが消えていない。人間も所詮は動物である。そう思って眺めておれば理解し易い。

NY外国為替相場では、銀行規制が緩やかな内容だったことや中国経済への期待感の高まりから、欧州株が上昇し、ユーロ買い戻しから、1ユーロ=1.28ドル台までユーロが回復した。対円相場では、1ユーロ=107.80~83円、1ドル=83.80~83円と円が売られた。

民主党代表選で菅首相なら現状通りでやや円高、小沢一郎なら目先やや円安との見方が多いと今朝のテレビ東京の番組でシティの尾河眞樹氏が解説していいた。こちらの世界も鳥の集まりと思えば分かり易い。どちらにつけば餌がもらえるか。所詮そういう世界である。

13日付けのWSJ紙は、「世界経済の3つのシナリオ」と題して、3人の記者連名で。「世界的な景気回復は続いているが、多くの先進国にとっては、この先もまだ道のりが続く」と書いていた。ただ、「金融緩和策によって、ドイツや中国など貯蓄率の高い国の消費を伸ばす。需要の1/3を占める発展途上国次第では光が見えて来るはずだ」と結んでいた。日本の名前が記事になかった。顔が見えない日本。きょう、日本の総理になる人が決まる。(了)

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