(学校で教えてくれない経済学)
「ワールドWaveMorning」で一日が始まる。今朝のニュースでは、フランスF2が、ジャヌダルクは、1412年1月6日生まれ、生誕600年にあやかってフランスのサルコジ大統領がジャンヌダルクの生家など訪れた。ドゴールもミッテランもシラクなど歴代のフランス大統領全てがジャヌダルクを選挙に使った。彼女はどんな組織にも属さない。祖国愛、他人のせいにしない象徴だからだ。当然のごとく野党社会党首、オランダ氏は、選挙目当てのパフォ―マンスだと批判したと解説していた。足元のフランス経済は高い失業率を受けて、フランス国債格下げ懸念が消えない。国民の目をいっ時でも逸らしたいのだろう。
オバマ米大統領が、アメリカが2正面戦略を止める、アジア太平洋に重点を移す、海軍と空軍に力を入れるなどと発表したが、それに対するロシアRTR,中国の反応が面白かった。ロシアRTRは、「中国を念頭に置いた政策である。しかし、アメリカは、中国の名前を一切表に出していない」と解説していた。そのあとで、アメリカは、イスラエルとの軍事演習を前倒しして実施する。これはイランの動きに対抗するためである。イランの動きを警戒するイスラエルを意識した動きであると解説していた。
一方、中国の反応について、香港ATVは、アメリカのアジア太平洋シフトは、中国を包囲すること、中国に対抗するためであると冒頭にコメントした。中国は公式にコメントしていないと前置きして、空母建造、潜水艦整備と併せ、中国は軍の近代化に拍車をかけてくるだろうと中国の考え方を中国政府関係紙の記事を紹介していた。シンガポールCNNは中国政府はアメリカとの新たな連携を望んでいないと冒頭に紹介、現在、キャンベル次官が日本訪問中だと紹介していた。肝腎の日本人はオバマのアジア太平洋シフトについては、喫茶店でも話題にさえならない。
喫茶店で話題にならないことでは、アメリカ経済もそうだ。まして欧州危機、ユーロ安もそうだ。6日、NY外国為替市場でユーロが対ドルで売られ、1ユーロ=1.27ドルまで値を下げ、対円でも、1ユーロ=97.89~94円で取引された。ドルは対円では、1ドル=76.97~99円でもみ合い状態にあると「ワールドWaveMorning」に出演した三菱東京UFJ銀行、岩岡聡樹氏は解説していた。6日のNY株式市場は、アメリカの12月の雇用が前月比20万増加、失業率が8.5%へ低下したにも関わらず、欧州の失業率が10.2%と依然厳しい。特にスペインは22.9%と極端に悪いことを嫌気、NYダウは、前日比55ドル安、12,359ドルで取引を終了した。失業率22.9%のご当地、スペインTVEは、ギリシャの失業率がスペインに次いで18.8%と伝えたあと、スペインでは25歳以下の失業率が49.3%,若者の2人に1人が失業している異常事態である。財政再建の施策が進めば益々雇用情勢は悪化するだろうと解説していた。
「ワールドWaveMorning」「世界の扉」コーナーでは、WSJ紙日本版編集長が登場、1週間の動きの中でWSJ紙を通じて特徴的ニュ-スを紹介していた。米失業率が8.5%に低下したが、ひと月だけの動きに過ぎず油断出来ないと話していた。昨日モーニングサテライトに出演した専門家も12月デ―タは例年大きく変更されるから安心できないと指摘していた。40年前の筆者自身のワシントンでの体験でもアメリカ政府は統計をさも当然であるかの様に修正することを実感した。6日のNYダウ値下がりにも12月は雇用が20万増えたが11月の雇用 データを下方修正したことが影響したという指摘もある。
自宅近くにおいしいおでん屋さんがあり重宝している。年末、おでんをまとめて注文すると炊き込まないで大きなお鍋に入れてくれることが習いとなった。6日からオープンした。カラのお鍋に気持ちお礼にとおかきを入れて返した。「こちらは商売なんやから気にせんといてね」といいながら気持ちよく受け取ってくれた。おでん屋のおかみさんとのやりとりで元気をもらった。(了)
「ワールドWaveMorning」で一日が始まる。今朝のニュースでは、フランスF2が、ジャヌダルクは、1412年1月6日生まれ、生誕600年にあやかってフランスのサルコジ大統領がジャンヌダルクの生家など訪れた。ドゴールもミッテランもシラクなど歴代のフランス大統領全てがジャヌダルクを選挙に使った。彼女はどんな組織にも属さない。祖国愛、他人のせいにしない象徴だからだ。当然のごとく野党社会党首、オランダ氏は、選挙目当てのパフォ―マンスだと批判したと解説していた。足元のフランス経済は高い失業率を受けて、フランス国債格下げ懸念が消えない。国民の目をいっ時でも逸らしたいのだろう。
オバマ米大統領が、アメリカが2正面戦略を止める、アジア太平洋に重点を移す、海軍と空軍に力を入れるなどと発表したが、それに対するロシアRTR,中国の反応が面白かった。ロシアRTRは、「中国を念頭に置いた政策である。しかし、アメリカは、中国の名前を一切表に出していない」と解説していた。そのあとで、アメリカは、イスラエルとの軍事演習を前倒しして実施する。これはイランの動きに対抗するためである。イランの動きを警戒するイスラエルを意識した動きであると解説していた。
一方、中国の反応について、香港ATVは、アメリカのアジア太平洋シフトは、中国を包囲すること、中国に対抗するためであると冒頭にコメントした。中国は公式にコメントしていないと前置きして、空母建造、潜水艦整備と併せ、中国は軍の近代化に拍車をかけてくるだろうと中国の考え方を中国政府関係紙の記事を紹介していた。シンガポールCNNは中国政府はアメリカとの新たな連携を望んでいないと冒頭に紹介、現在、キャンベル次官が日本訪問中だと紹介していた。肝腎の日本人はオバマのアジア太平洋シフトについては、喫茶店でも話題にさえならない。
喫茶店で話題にならないことでは、アメリカ経済もそうだ。まして欧州危機、ユーロ安もそうだ。6日、NY外国為替市場でユーロが対ドルで売られ、1ユーロ=1.27ドルまで値を下げ、対円でも、1ユーロ=97.89~94円で取引された。ドルは対円では、1ドル=76.97~99円でもみ合い状態にあると「ワールドWaveMorning」に出演した三菱東京UFJ銀行、岩岡聡樹氏は解説していた。6日のNY株式市場は、アメリカの12月の雇用が前月比20万増加、失業率が8.5%へ低下したにも関わらず、欧州の失業率が10.2%と依然厳しい。特にスペインは22.9%と極端に悪いことを嫌気、NYダウは、前日比55ドル安、12,359ドルで取引を終了した。失業率22.9%のご当地、スペインTVEは、ギリシャの失業率がスペインに次いで18.8%と伝えたあと、スペインでは25歳以下の失業率が49.3%,若者の2人に1人が失業している異常事態である。財政再建の施策が進めば益々雇用情勢は悪化するだろうと解説していた。
「ワールドWaveMorning」「世界の扉」コーナーでは、WSJ紙日本版編集長が登場、1週間の動きの中でWSJ紙を通じて特徴的ニュ-スを紹介していた。米失業率が8.5%に低下したが、ひと月だけの動きに過ぎず油断出来ないと話していた。昨日モーニングサテライトに出演した専門家も12月デ―タは例年大きく変更されるから安心できないと指摘していた。40年前の筆者自身のワシントンでの体験でもアメリカ政府は統計をさも当然であるかの様に修正することを実感した。6日のNYダウ値下がりにも12月は雇用が20万増えたが11月の雇用 データを下方修正したことが影響したという指摘もある。
自宅近くにおいしいおでん屋さんがあり重宝している。年末、おでんをまとめて注文すると炊き込まないで大きなお鍋に入れてくれることが習いとなった。6日からオープンした。カラのお鍋に気持ちお礼にとおかきを入れて返した。「こちらは商売なんやから気にせんといてね」といいながら気持ちよく受け取ってくれた。おでん屋のおかみさんとのやりとりで元気をもらった。(了)