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汚れたシャツの中から一番きれいなシャツを選ぶ:2012年の投資戦略:16日「モーニングサテライト」より

2012-01-16 11:01:47 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)



NHK地上波の番組に「あさイチ」がある。今朝は「もの忘れ改善」というテーマだった。スロージョギングが物忘れ予防に効果があると解説していた。国道2号線を鬼のような顔をしてジョギングしている姿をときどき見る。健康のためなら死んでもいいと言う方もおられる。スポーツジムで、自転車ペダルを踏み、ローラーに乗って足を前後に激しく動かしておられる姿をガラス越しに見る。人それぞれとは言え、今朝の「あさイチ」のテ―マに大いに共鳴した。


今朝の「ワールドWaveMorning」でイタリア沖で4,200人を乗せたクル―ジング客船が座礁し、現時点で5名の死亡が確認され、15名が行方不明と伝えていた。スペインTVEは最後まで残らなければならない船長が先に逃げたと伝えられるがとマイクを向けられ、当の船長は、「自分は最後に船を出た」と抗弁していた。これだけでモラルの低下を嘆くことはできないが、船長に限らずリーダーたるもの、同じボートに乗っているとの自覚をもち、国民(客員)の命を最優先して行動してほしいと思う。

今朝の「ワールドWaveMorning」(世界の扉)では、シリア、アサド大統領が国内外で厳しいイ評価を受けていると、アメリカ在住のシリア系アメリカ人が反政府デモと疑われる行動をすればシリア国内の家族が激しい拷問を受ける様子を紹介していた。在米シリア大使館は一切関係していいないと抗弁していると解説していた。シリアが崩れると隣国トルコ、さらにイラクにも影響する。チュニジア、エジプト、リビアと来て、周辺国のリーダーたちは、シリア動向は他人事でないようだ。イランの攻撃に身構えるイスラエル、中東が火薬庫であるという認識がいやがうえにも高まってきている。

イラン原油輸入停止でイランをけん制するEUに対して、イランはホルムズ海峡を封鎖すると脅している。しかし、今朝の「ワールドWaveMorning」で、「EUの経済制裁によってはイランは打撃をうける。イラン政府は不安を感じている。イランはホルムズ海峡で10日間、軍事訓練をした。アメリカ第5艦隊が警戒態勢に入った。緊張が高まっている」とカタール、アルジャジ―ラは解説していた。アルジャジ―ラは、イランが制裁を受けることを見越して、既にイラク以外のOPECメンバーが増産に動いているとしてOPECは増産停止を申し合わせたと紹介していた。世界原油の40% はホルムズ海峡を通る。油乞いを続けても日本への打撃は計り知れない。

今朝見た「モーニングサテライト」に出演した米投資会社、PIMCO,ビル・グロース氏の2012年の投資戦略の説明の中で「汚れたシャツの中で、最もきれいなシャツを選ぶ」やり方を取ると話していた言葉が面白かった。2012年という年は、世界各国が負債圧縮に動く。世界景気は間違いなく鈍化する。欧州危機は継続する。ギリシャのユーロ離脱も視野に入れ置く必要があるだろう。アメリカ経済はせいぜい2%の成長、日本も0~1%だろう。1月25日開かれる米FOMCでどのような見解が表明されるかを注目している。米政策金利は0~0.25%をかなり長期間、3~4年は続けることを明らかにするかもしれない。米FOMCは、今年から発表スタイルを変える。それがさまざまな思惑を呼びむしろマーケットが混乱することの方を懸念している、などど語っていた。

「ワールドWaveMorning」でドイツZDFがウエスタベル外相のギリシャ訪問の様子を紹介していた。ギリシャテレビプロデュ―サ―として成功を収めているTmiaSugiakanさん(36)は「カタールに移住することに決めた。ギリシャという国に期待できなくなったからだ」と話していた。生き物はその習性としてその場に居続けられるかどうかで判断する。ギリシャ人全てではないだろうが、欧州金融危機問題で、再びギリシャの動静にスポットが当たりそうだ。(了)

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