ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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相場の地合いが変化して来た:NYダウ69ドル高:10日付け米ブルームバーグ(学校で教えてくれない経済学)

2012-01-11 11:00:23 | 経済学
「ワールドWaveMorning」を見ることで一日が始まる。ベトナムテレビが旧正月テトを後10日ほどに控えてお祝いに使う桃の花を話題にしていた。すっかり水が引いたバンコクの様子をフランスF2が紹介していた。面白かったのはタイはフランス人にとって観光人気スポット3傑に入る。水害があった昨年も10%減にとどまった。川船から寺院を眺めるのが素晴らしいとフランス人観光客が話していた。フランス人は一度予定に入れると変更するケースが少ないこともタイ観光の減少が少ない背景の一つと解説していた。

「ワールドWaveMorning」(世界の扉)でサッポロビールのベトナム現地生産の様子を紹介していた。ベトナムの平均年齢は27歳,ベトナムが若い国であることを改めて実感する。日本国内のビール消費が90年代の初めにピーク年726万klから最近では581万 klまで落ちていることが背景とGDPの伸びとビールの伸びが連動していることが示すようにこれから需要が確実に伸びるアジアに今後益々日本のビール会社は力を入れていくという。キリンビールは強い円を背景にM&Aを進めると話していた。M&Aはリスクを伴うから一概にOKではない。しかし、なぜか日本では円高は全て悪だという見方が多い。

ドイツZDFがニコチンパッチをからだに貼ると認知症に効果があるという調査結果を紹介していた。ニコチン依存症の問題や今回被検者が70人と少ないとの指摘もある。しかし、認知症患者に効果があるという視点に立てば、ニコチンパッチの効用を見直すきっかけになるだろうと専門家の意見を紹介していた。こういうニュースを見ると日本ではどうかなといつも考えてしまう。バカとはさみは使いようだという言葉がある。ところが、日本では、こうと決めると梃子でも自分の考えを変えない人が身近にも多い。

豪ABCが日本の観測捕鯨船に乗り込んだ3人をジラード豪首相が非難した。首相の答弁を聞いていると3人の引き取りに国民の税金が使われると話していた。豪州に限らず特に欧米では税金を払う、払わないという捉え方が基本になる。日本では税金を取られるという発想が基本にある。首相が使うごく当たり前の言葉にも日本人との違いを感じる。ただ、調査捕鯨に対する豪政府の基本的考えはかわらない。法の裁きを待つべきだと明快だった。

一方、10日のNY株式市場は,アルミ大手のAlcoaの昨10~12月決算で赤字ながら売り上げが予測を上回った、昨年11月のフランス鉱工業生産指数が1.1%増加したことを、材料に大きく値を上げて始まった。その後イタリア国債の格下げ懸念で冷やされたが、NYダウは前日比69ドル高、12,462ドルで取引を終えたと「ワールドWaveMorning」(経済情報)は解説していた。10日付けのWSJ紙電子版は、この日のNYダウの値上りは、バンカメの5.7%上げがリードした。欧州の株高、中国株が月火連騰した、フランスン国債の格下げは今年一杯ないと格付け会社フィッチが発表した。米中小企業の景況感が4ケ月連続で改善した。NY金先物が1.5%高、1,631ドル、NY原油(WTI)0.9%高、102.24ドル、NY外国為替市場では、1ドル=76.83~85円、1ユーロ=98.16~20円で小動きも、ユーロが対ドル、対円共に買い直された。

米ブルームバーグに出演した投資会社CEO,BlissKeith氏は「中国に金融緩和気配がある。商いは依然少ない。ヘッジファンドがまだ参加していない。ただ、相場の地合いそのものは徐々によくなって来ている。」などと話していた。今朝放送のドイツZDFを見ていると、ドイツ議会で金融取引税を巡って意見が錯綜している様子を写していた。昨年末頃までは怠け者のギリシアになぜドイツ人の税金を使うのかが主流だった。議会の空気に微妙な変化が見られる。上海RTSテレビを見ているとアメリカのアジア太平洋シフトに対する中国国防省幹部が「アメリカは理性的に中国を見るべきだ」と語ったと紹介した。中国のアメリカに対する反応の仕方が微妙に変化して来た。何かが変わろうとしている気配を感じる(了)

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