名鉄河和線車内風景
江嵜企画代表・Ken
兄妹夫婦3組総勢6名、13日昼前に名古屋に集まり、日間賀島で
フグ料理を満喫し一泊して14日夕方に神戸へ帰還した。日間賀島
は昨年暮れにNHK「鶴瓶の家族に乾杯」で紹介された。その成果
かどうかはさておき、今回で3度目になるが、日間賀島行き高速艇
には、いままでになく大勢の観光客が乗り込んで来たのには正直驚
いた。名鉄名古屋から河和までの車中と河和から日間賀島までの名
鉄海上観光船内の様子を即興でスケッチした。
名古屋から河和はまでは急行で約50分、河和駅前から無料バス
で船着き場に着く。河和から日間賀島までは約20分、船上から
左右に知多半島や渥美半島の眺めを楽しむことが出来た。
民宿「北兵館(きたひょうかん)」(電話:0569-68-2022)で
今回も宿をとった。港まで小型車で迎えに来てくれた同宿の娘
さんは「ようこそお越しいただきました。日間賀島は昨日までは
きつい風でした。今朝は風も止み気温も上がりました。」とニコ
ニコ顔で迎えてくれた。
夜6時からお目当てのフグ料理がテーブルに並べられた。テッサ、
湯引き、カラ揚げ、てっちり最後に出た焼き白子はとろけるよう
にうまかった。料理はフグだけではない。イセエビの刺身は、い
ささか残酷な話しだが、生きながらいただいた。メバルの煮つ
けもとれとれで、うまかった。日間賀島はタコ料理もうまい。
ゆでダコをはさみで切って食べる。
ここのタコは激しい潮流の中で育ったからうまいのだと言う。
明石のタコもうまい。二つのタコの共通点は潮流が激しいことで
ある。タコが岩場にしっかりつかまっていないと激しい潮流に
流されるからだと聞いた。日間賀島ぶらりMapによれば、
「ひっぱりダコ」の名前の由来はここの名物「干したこ」から
来ていると日間賀島Mapという地元PR用チラシに出ていた。
朝一番で撮影に出かけたカメラ腕自慢の義弟が、民宿の数が
以前と比べて増えたと話していた。一昔前には島から若者は
出る一方だった。今は島の生活に魅力が出て来た。その結果、
島から出た若者が徐々に島に戻ってきていると宿の娘さんが
話していた。Uターン現象が数年前から始まっていると聞く。
魅力が島に生まれれば若者は故郷に戻ってくるのである。
「北兵館」はたらふく美味なふぐ料理をいただいて一泊して
@14,000円である。民宿は苦手だというご仁には、数軒だが
立派なホテルもある。ホテルが用意した日間賀島ふぐづくし
日帰りプラン13,500円のコースもあると、名鉄沿線お出かけ
マガジンWindに出ていた。
人の評価は一概にはいえない。しかし、「北兵館」のよい点
を強いて上げあれば、リーズナブルな値段で料理がうまいことだ。
しかし何が一番素晴らしいかといえば、今どきの日本人がとかく
忘れがちになって来ているな暖かい心遣いであると常々思っている。(了)
河和⇒日間賀島高速艇風景