(学校で教えてくれない経済学)
ワ―ルドWaveMorningを見ていると世界でさまざまな出来事が起こっていることが手に取るようにわかる。ホッとするニュ―スではベトナムTVEが、新しい年を迎えて、ベトナムの伝統にならい鯉を川に流し今年一年の無病息災を祈る様子を紹介していた。経済関係では、豪ABCテレビが隣国インドネシア経済が6%成長を維持していること、海外からの投資が増え、併せ国債の格付けがトリプルBに引き上げられたと素直に喜ぶインドネシア政府高官の姿を写していた。
イラン原油制裁を巡っては、アメリカの担当官がソウルを訪問、イラン原油輸入禁止に協力するよう要請した。インドはアメリカの要請を拒否しているが、アメリカの同盟国として韓国は具体的な期限、数量を明示していないが何らかの形で応じる方向である。韓国は日本同様資源のほぼ100%を海外からの輸入に依存している。韓国は全体の10%の原油をイランから輸入している。他国へ急に振り替えることは難しい。悪影響が懸念されるとの見方を韓国KBSが紹介していた。韓国KBSは韓国政府による最近の北朝鮮経済分析結果として、国民の一人当たり所得は年1,000ドル(約7万7千円)で韓国の20分の1、車保有台数は25万7千台だが、地下資源が豊富である。一方、十分な医療を受けられないため平均余命は男64歳、女71歳と低い。出生率は2.05人、軍隊は119万人で韓国より多いなどと紹介していた。
中国の都市人口が昨年、はじめて農村人口を上回ったと、ご当地中国CCTV,上海RTSはじめ香港ABC,シンガポールCNAがトップで紹介していた。シンガポールCNAは、昨年の中国の人口は13億4000万、都市部は51.27%に達した。これは画期的な出来事ですという言葉を使って紹介した。一方、昨年の中国のGDP伸び率が、第1四半期の9.7%から9.5%、9.1%、8.9%へ鈍化した。12月のCPI消費者物価指数は5.4% へ低下したと伝えていた。
米ブルームバーグは、17日のNYダウは、7億株と薄商いながら60ドル上げ、12,482ドルで取引を終えた。中国の経済成長が鈍化してきているが、予想外に高い伸び率を維持していることとアメリカの景況感改善を受けた。ただ、株価が1年を通して相場を維持するかどうかは疑問である。欧州懸念、世界経済減速が予測されるので、周到な準備が求められると語る投資専門家の意見を紹介していた。
「ワールドWaveMorning」に出演したみずほコーポレート銀行、荒井守氏は①中国のGDPが予測を上回った、②ドイツの景況感が改善した、③NY連銀の米景況感が予想以上によかったことを受けて、原油が100.71ドルへ反発、NY金相場がトロイオンス24.80ドル高、1,655.20ドルへ上げた。ただ、NYダウは一時150ドル以上上げたがあと勢いを失った。米住宅価格反転の兆しは見られない。住宅販売が増加するかどうか見極める必要があるだろうと指摘していた。
今朝の「ワールドWaveMoning」では、フランスF2、ドイツZDF,英BBCが共に多くの時間を割いて、大型クルーズ船コスタコンコルディア号座礁のニュースを船長と港湾警察とのやりとり中心に詳しく報じていた。ドイツZDFは、昨日時点で行方不明者25人中ドイツ人が12名含まれている。スケッテ―ノ船長の責任問題を厳しく指摘し、船長の過失責任が立証されれば15年の禁固刑が言い渡されると報じていた。日本人観光客も43人乗っていた。仮に日本人に犠牲者が出ていたら大騒ぎになっていただろう。
17日午後7時半からのNHKテレビ「クロ―ズアップ現代」、「子供と大震災、大津波、僕らはこう生きた」は釜石小学校が舞台の優れ物の番組だった。大人はどうしても既成概念に捉われる。子供は違う。自分の命は自分で守るという教室での指導訓練も見事生かされた。自然の動きは人智をはるか超えることを子供はからだで受け止めていた。日本の政治家に是非見せたい番組だ。(了)
ワ―ルドWaveMorningを見ていると世界でさまざまな出来事が起こっていることが手に取るようにわかる。ホッとするニュ―スではベトナムTVEが、新しい年を迎えて、ベトナムの伝統にならい鯉を川に流し今年一年の無病息災を祈る様子を紹介していた。経済関係では、豪ABCテレビが隣国インドネシア経済が6%成長を維持していること、海外からの投資が増え、併せ国債の格付けがトリプルBに引き上げられたと素直に喜ぶインドネシア政府高官の姿を写していた。
イラン原油制裁を巡っては、アメリカの担当官がソウルを訪問、イラン原油輸入禁止に協力するよう要請した。インドはアメリカの要請を拒否しているが、アメリカの同盟国として韓国は具体的な期限、数量を明示していないが何らかの形で応じる方向である。韓国は日本同様資源のほぼ100%を海外からの輸入に依存している。韓国は全体の10%の原油をイランから輸入している。他国へ急に振り替えることは難しい。悪影響が懸念されるとの見方を韓国KBSが紹介していた。韓国KBSは韓国政府による最近の北朝鮮経済分析結果として、国民の一人当たり所得は年1,000ドル(約7万7千円)で韓国の20分の1、車保有台数は25万7千台だが、地下資源が豊富である。一方、十分な医療を受けられないため平均余命は男64歳、女71歳と低い。出生率は2.05人、軍隊は119万人で韓国より多いなどと紹介していた。
中国の都市人口が昨年、はじめて農村人口を上回ったと、ご当地中国CCTV,上海RTSはじめ香港ABC,シンガポールCNAがトップで紹介していた。シンガポールCNAは、昨年の中国の人口は13億4000万、都市部は51.27%に達した。これは画期的な出来事ですという言葉を使って紹介した。一方、昨年の中国のGDP伸び率が、第1四半期の9.7%から9.5%、9.1%、8.9%へ鈍化した。12月のCPI消費者物価指数は5.4% へ低下したと伝えていた。
米ブルームバーグは、17日のNYダウは、7億株と薄商いながら60ドル上げ、12,482ドルで取引を終えた。中国の経済成長が鈍化してきているが、予想外に高い伸び率を維持していることとアメリカの景況感改善を受けた。ただ、株価が1年を通して相場を維持するかどうかは疑問である。欧州懸念、世界経済減速が予測されるので、周到な準備が求められると語る投資専門家の意見を紹介していた。
「ワールドWaveMorning」に出演したみずほコーポレート銀行、荒井守氏は①中国のGDPが予測を上回った、②ドイツの景況感が改善した、③NY連銀の米景況感が予想以上によかったことを受けて、原油が100.71ドルへ反発、NY金相場がトロイオンス24.80ドル高、1,655.20ドルへ上げた。ただ、NYダウは一時150ドル以上上げたがあと勢いを失った。米住宅価格反転の兆しは見られない。住宅販売が増加するかどうか見極める必要があるだろうと指摘していた。
今朝の「ワールドWaveMoning」では、フランスF2、ドイツZDF,英BBCが共に多くの時間を割いて、大型クルーズ船コスタコンコルディア号座礁のニュースを船長と港湾警察とのやりとり中心に詳しく報じていた。ドイツZDFは、昨日時点で行方不明者25人中ドイツ人が12名含まれている。スケッテ―ノ船長の責任問題を厳しく指摘し、船長の過失責任が立証されれば15年の禁固刑が言い渡されると報じていた。日本人観光客も43人乗っていた。仮に日本人に犠牲者が出ていたら大騒ぎになっていただろう。
17日午後7時半からのNHKテレビ「クロ―ズアップ現代」、「子供と大震災、大津波、僕らはこう生きた」は釜石小学校が舞台の優れ物の番組だった。大人はどうしても既成概念に捉われる。子供は違う。自分の命は自分で守るという教室での指導訓練も見事生かされた。自然の動きは人智をはるか超えることを子供はからだで受け止めていた。日本の政治家に是非見せたい番組だ。(了)