NPO法人国際生涯学習文化センター講演会風景
江嵜企画代表・Ken
人間に変えてしまうという考えを持っている人がアメリカにいると漏らした所が面白かった。中国とどう折り合いをつけるか。アメリカは真剣に考えている。中国の軍事力、海軍力については、アメリカは問題にしていない。中国の航空母艦がその一例である。中国の航空母艦はアメリカと比較にならないくらい貧弱だ。最近、アメリカの魚雷はペットボトルの核弾頭で簡単に航空母艦を沈めてしまう。今までは電信柱のような魚雷を戦艦にぶち込んでいた。魚雷の小型化も無人偵察機の開発も進んでいると紹介した。
午後2時半からたっぷり1時間半、日高節を満喫した。とても書ききれない。日本では日高氏をキッシンジャーのまわし者だとして毛嫌いする人が結構いる。好き嫌いで物事が決まるほど世の中甘くないだろう。色々な立ち場の人の意見に若いころから真摯に耳を傾ける習慣を身につける事の方がはるかに大事だろうと勝手に思っている。
日高氏の話の中で脱線して言うと、例えばロムニー氏の記事を書く時に彼と会って記事を書く日本人記者はいないと言っていた。ロムニーと言っても通じない。ル―二―さんという。アメリカに新幹線を売り込みにJR西日本が出かけた。州知事に大金を渡そうとして笑いものになった。アメリカの鉄道はトウモロコシや石炭を運ぶためにある。新幹線は高い金を出してもいらないという話は面白かった。アメリカ人が日本人に見向きもしなくなっていることに気付かないとこれから先アメリカ人相手では特に日本人は大恥をかくことだろう。
アメリカがすっかり変わってしまった。アメリカが、すっかり変わっしまったということに日本人が全く気付いていないことが怖ろしいとの講演冒頭の日高氏の言葉が忘れるられない。(了)