中国中央テレビは北京時間9月5日朝の報道で、劉副首相、ライトハイザー米STR特別代表、ムニューシン米財務相が電話会談を行い、10月早々にワシントンで貿易協議を再開することで合意したと5日付WSJ電子版が伝えた。WSJは米中双方が、9月に入り新たに関税引き上げ、米中貿易戦争がエスカーレート、世界経済悪化懸念から設備投資意欲を失っていた。10月再開の米中貿易協議で実質的停戦協定が結ばれるとの期待から、5日のNY市場は、株高、米利回り上昇、ドル高の展開となったと書いた。WSJは2週間後の次回米FOMC会合で米中貿易戦争懸念から世界経済減速懸念を念頭に少なくとも0.25%再利下げ観測が出てきていると伝えた。
一方、5日付NYタイムズ電子版は、2020年米大統領選挙を前に、米中関係が崩壊することは回避することがベストの選択として米中貿易協議の10月再開を決めたあと市場は歓迎した。しかし、大きな進展は期待できないだろうと書いた。5日付のワシントンポスト紙電子版はハリケーンドリアンの被害状況をトップで取り上げ米中貿易協議再開に触れていない。5日付英フィナンシアルタイムズ電子版トップで「米中対立でリセッション懸念が出ていた。米中貿易協議再開で合意発表のあと楽観論が浮上、株価が上昇した」と伝えた。5日付のブルームバーグ電子版は米株高、米10年債利回り上昇で世界リセッション懸念が緩和した。6日のアジア市場では東京、香港、シドニー株価先物市場は1%上昇したと伝えた。
5日付ブルームバーグ電子版は「米サービス業景況感指数が56ポイントと予想を上回った。民間雇用データが増加、6日金曜日発表予定の米雇用統計期待感が拡大した。米中双方が米中貿易協議を10月再開で同意したことがNY市場の相場を支えた。5日、NYダウは、続伸、372ドル、1.4%高、26,728ドル、ナスダック、1.85高、8,116,S&P500、2,976、1.3%高と揃って値上がりした。NY債券市場では債券が売られ10年債米債券利回りが上昇、ドルが買われ、1ドル=106.94円、1ユーロ=117.99円、1英ポンド=131.84円と揃って円安が進んだ。英国の合意無き離脱懸念が後退、英ポンドに買い戻された。NY原油(WTI)はバレル56.25ドル、ブレント原油はバレル60ドルを回復した。NY金はオンス1,527.85ドルと小動きだった」と伝えた。
閑話休題。月2度、なんばパークス内での日本画教室に通っている。9月に入って特に人通りがめっきり減ったように感じる。政府発表の最新訪日外国人データを見ると7月時点なので少し古いが、中国106万人、韓国56万人と出ていた。今年1月では韓国78万、中国75万と中韓がトップ争いをしていた。韓国から団体観光客が特に減ったと伝えられる。一方、野球U-18リーグが韓国で開催中である。その他草の根での民間交流は今年も継続された。5日発表された米中貿易協議再開のニュースも国同士が争い合いをしても双方にマイナスに働くとの認識が双方に生まれたからであろう。「怒りは敵と思え」との徳川家康の遺訓が京都南禅寺傍の金地院門前に掲げられている。日韓関係の修復が待たれてならない。(了)
一方、5日付NYタイムズ電子版は、2020年米大統領選挙を前に、米中関係が崩壊することは回避することがベストの選択として米中貿易協議の10月再開を決めたあと市場は歓迎した。しかし、大きな進展は期待できないだろうと書いた。5日付のワシントンポスト紙電子版はハリケーンドリアンの被害状況をトップで取り上げ米中貿易協議再開に触れていない。5日付英フィナンシアルタイムズ電子版トップで「米中対立でリセッション懸念が出ていた。米中貿易協議再開で合意発表のあと楽観論が浮上、株価が上昇した」と伝えた。5日付のブルームバーグ電子版は米株高、米10年債利回り上昇で世界リセッション懸念が緩和した。6日のアジア市場では東京、香港、シドニー株価先物市場は1%上昇したと伝えた。
5日付ブルームバーグ電子版は「米サービス業景況感指数が56ポイントと予想を上回った。民間雇用データが増加、6日金曜日発表予定の米雇用統計期待感が拡大した。米中双方が米中貿易協議を10月再開で同意したことがNY市場の相場を支えた。5日、NYダウは、続伸、372ドル、1.4%高、26,728ドル、ナスダック、1.85高、8,116,S&P500、2,976、1.3%高と揃って値上がりした。NY債券市場では債券が売られ10年債米債券利回りが上昇、ドルが買われ、1ドル=106.94円、1ユーロ=117.99円、1英ポンド=131.84円と揃って円安が進んだ。英国の合意無き離脱懸念が後退、英ポンドに買い戻された。NY原油(WTI)はバレル56.25ドル、ブレント原油はバレル60ドルを回復した。NY金はオンス1,527.85ドルと小動きだった」と伝えた。
閑話休題。月2度、なんばパークス内での日本画教室に通っている。9月に入って特に人通りがめっきり減ったように感じる。政府発表の最新訪日外国人データを見ると7月時点なので少し古いが、中国106万人、韓国56万人と出ていた。今年1月では韓国78万、中国75万と中韓がトップ争いをしていた。韓国から団体観光客が特に減ったと伝えられる。一方、野球U-18リーグが韓国で開催中である。その他草の根での民間交流は今年も継続された。5日発表された米中貿易協議再開のニュースも国同士が争い合いをしても双方にマイナスに働くとの認識が双方に生まれたからであろう。「怒りは敵と思え」との徳川家康の遺訓が京都南禅寺傍の金地院門前に掲げられている。日韓関係の修復が待たれてならない。(了)