第12回、大阪PHPほんとうの時代友の会
江嵜企画代表・Ken
大阪PHP、本当の時代の友の会主催の第12回みんなの作品展が9月17日(火)から20日(金)まで大阪駅前の大阪第2ビル5階で開かれている。時間が許せば、いかがですかと中高同窓のHさんから案内があり楽しみにして出かけた。
会場の様子をいつもの様にスケッチした。最寄りにお出かけの向きは時間が許せば会場にお立ち寄りいただければありがたい。
今回は8人の会員が写真、絵画、色紙、書などそれぞれ得意分野の作品を持ち寄り、50点近くの作品が会場に展示されていた。見ごたえがあった。
会員のご家族の書や会員のお孫さん(5歳)の絵3点も紹介されていた。PHP関西本部長さんや大阪読書友の会のみなさんの作品も併せ展示されていた。
同窓のHさんの持ち札の一枚は写真である。今回の会場にも5点の写真を展示していた。淀川花火大会の秀作が印象に残った。彼の今一枚の持ち札は川柳である。
彼は自ら天邪鬼と称して包かむりしている節がある。ところが生の彼の川柳を読めば、抑えきれない本心を、特に、世相を痛烈に批判した作品に秀作が多いところからもうかがえる。
今年選んだ17本の中で今朝作ったという「千葉なんと 七万ニ千が まだ停電」と言う句を選んで紹介してくれた。「平和ボケ これでいいのか この日本」を17本最後に入れた。彼が一番言いたかったことを最後に入れたのではなかったかと思う。
ここ5年間の川柳を並べたことは今回初めてだった。
「5年前と今も通じる川柳がほとんどである。5年の進歩と変化はすごいと思うが、庶民の感じるところは何も変わっていない」と彼は別紙を用意して総括した。
日本と言う国は何も変わらない。変えようともしない。そのことを5年間の川柳を敢えて並べて、日本人に訴えたかったにちがいないと忖度しながら帰路に就いた。
余談ながら、彼は、ほぼ毎日100人を超える愛読者に写真と川柳を配信している。いまどきの日本人としては極め付きにユニークと、仲間内では知る人ぞ知る男である。
今一つつけ加えると、彼は2012年、一度死の寸前までの大病を患った。薬効と医師のお陰で奇跡的に生還した。一度死んだから悔いはないとこの日も口にしていたが、少しでも長生きして、Hさんこと、堀口知義フアンを末永く楽しませてほしいと思う次第である。(了)