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タリバンとの平和交渉が決裂した、8日付のNYタイムズ紙電子版はトランプの公約の一つが崩れたと書いた(学校で教えてくれない経済学)(番外編)

2019-09-09 10:09:55 | 経済学
タリバンと米国との平和討議が決裂したと米時間日曜日8日朝、ポンぺオ米国務長官が記者会見で伝えたと9月8日付NYタイムズが電子版トップで伝えた。同紙によれば米国とタリバンは18年間戦争状態にある。ここ1年、米国は密かにタリバンと平和交渉を継続していた。双方の条件が折り合わず決裂した。米兵1人がテロ攻撃で死亡したことにトランプ米大統領が激怒したと伝えられる。トランプ大統領はアフガニスタンからの米軍の撤退を米大統領選挙で公約していた。公約の一つが崩れたとNYタイムズは書いた。

9日付のWSJ紙電子版は夏休暇を終え、今週から米議会がスタートする。2020年大統領選挙の争点として①銃規制の立法化、②米国経済、③難民移民、国境の壁問題、④米中貿易戦争を巡り激しい論戦が予想されると書いた。9日付のブルームバーグ電子版は多くのページを割いてメキシコとの「トマト戦争」を取り上げた。メキシコからのトマト輸入に高級トマトを高く買うにことを条件にメキシコトマトに対するダンピング提訴を取り下げ、見返りに米国へのメキシコからの移民難民の流入削減とを取引した。今年に入りメキシコからの米国への移民難民問題は沈静化している。メキシコ国境を越えて米国へやってくる不法移民はメキシコに加えてホンデュラス、エルサルバドル、グアテマラからの難民が含まれる。

同記事によれば「メキシコからの不法移民の多くはメキシコ北部に住むし貧民家族が占める。トマトなど野菜作りで生活している。あるカリフォルニアに脱出出来たある28歳の青年は8ケ月働いて1,000ドル稼いで車一台手に入れた。生きるためには危険を冒してでもアメリカで生活することが夢だ。カリフォルニアではイチゴのシーズンになれば10倍の金が稼げる。不法難民以外生きまともに生きる道はないと話した。一方、今回のメキシコと米国の取引はクオータ数量規制やサプライチエーンシステムの構築含めて抜本的取り決めに至らなかったため全米トマト連盟は満足していない。先の米大統領選挙でトランプを支持したフロリダはもと米国最大のトマト産地だった。現在はカリフォルニアにお株を奪われているが、フロリダに再びトマトを戻すようトランプ大統領に圧力をかけている」と書いた。

トランプ大統領の大票田であるフロリダ州では「教師に銃をもたせよ」と主張するトランプ大統領と「教師は教師本来の生徒を教えることに徹すべきだ」とするデサンテス、フロリダ州現知事と真っ向対立している。フロリダ南部で今年起こった高校での銃乱射事件の傷は癒えていない。8月末にテキサス西部で銃乱射事件が起こった。銃規制問題はNRA(ライフル協会)のロビー活動で事件直後はメディアも取り上げるが全てが沙汰闇となる歴史を繰り返してきた。9日付のWSJ紙は2020年の大統領選の争点の一つに銃乱射事件の法制化が含まれると書いた。トランプ氏にとっても共和党が一枚岩を維持できるか注目される。

トランプ大統領は香港問題、日韓問題には全く関心を示さない。ジョンソン英首相は英議会保守党は二分させた。トランプ氏の共和党は一枚岩だと英FT紙は9日付で書いた。(了)

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