ホワイトハウスが米企業の中国投資額に上限を設けることを検討していると伝えられた後改めて米中貿易摩擦懸念から週末27日のNY市場では、ダウは70ドル、0.3%安、ナスダック、7,939、1.3%安、S&P500,2,961,0.5%安と揃って値下がりした。安全パイとして債券が買われ利回りが低下、ドルが売られ、1ドル=107.96円、1ユーロ=118.08円、1英ポンド=132.68円と円高が進んだ。英ポンドが合意無きEUからの離脱リスクから英中央銀行が利下げ検討かと伝えられ英ポンドが対ユーロ、対ドル共に下げたと27日付ブルームバーグが伝えた。NY原油(WTI)はバレル56.18ドルと続落した。米中貿易摩擦長期化、「中国経済に下押し圧力」と27日、人民銀行、易綱総裁が語ったとロイター通信が伝えた後、世界原油需要減退懸念が生まれた。NY金はオンス1,511.75ドルで取引を終えた。
27日付ブルームバーグは「英旅行代理店、トーマス・クックが経営破綻したが英政府は支援を拒否した。外国旅行中の15万人を帰国させるための費用は英政府が肩代わりして支払う。今回の英政府の対応は英国の合意無きEU離脱時の英企業破綻の事例とされる可能性がある。トーマス・クックは1841年創業の英国有数の老舗である。2011年以降から業績は悪化していた。民泊仲介サイトの増加、格安航空の急増、英ポンド安、2018年の猛暑がとどめを刺したとされる。当社運航の100機の内16機が自社機、地中海9箇所でホテルを経営していた。時流の大きな変化に抗しきれなかった。」と総括した。
閑話休題。27日付のブルームバーグ電子版に「ペシコフ、ロシア大統領報道官が「ホワイトハウスに対して先に行われたプーチン、トランプ談話会談の内容を公表しないよう要請した。トランプ米大統領とウクライナ、ゼンウレスキー大統領との電話会談が公表されたことが背景にあると見られる」と伝えた。トランプ,ゼンウレンスキー電話会談の内容の漏洩を懸念して8月半ばに秘密扱いにするよう圧力をかけていた。それが今回内部告発されたいきさつがる。ペロシ下院議長は「トランプは反逆者だ。何人も法を超えることはできない。」とトランプ大統領を激しく非難、トランプ弾劾へ方向転換した。大統領が弾劾された事例はアメリカの歴史にない。下院で弾劾決議が成立しても共和党53,民主党45、他2名のため共和党20名、民主党全員が造反しないと事実上弾劾は成り立たない。しかし、トランプ大統領の対抗馬、バイデン氏が矢面に立たされたことからペロシ氏も行動を起こさざるを得なかったのであろうと見られている。
時に「筒抜け」という言葉がある。英語ではleek outと使われる。ヤフーで「筒抜け」を検索した。「筒の底が抜けて居て入れたものが素通りになる意味。転じて①物音や話し声がそのまま他の人に聞こえること。秘密の内容がそっくり他に漏れてしまうこと、②人の話などが頭の中に留まらないで通り抜けてしまうこと。「せっかくの忠告も右から左へ筒抜けだ」などと使う。」と出ていた。今回の電話内容の公表は内部告発によるとされる。壁に耳あり障子に目ありという諺もある。中でも口は災いの元という昔からの言葉は至言である。(了)
27日付ブルームバーグは「英旅行代理店、トーマス・クックが経営破綻したが英政府は支援を拒否した。外国旅行中の15万人を帰国させるための費用は英政府が肩代わりして支払う。今回の英政府の対応は英国の合意無きEU離脱時の英企業破綻の事例とされる可能性がある。トーマス・クックは1841年創業の英国有数の老舗である。2011年以降から業績は悪化していた。民泊仲介サイトの増加、格安航空の急増、英ポンド安、2018年の猛暑がとどめを刺したとされる。当社運航の100機の内16機が自社機、地中海9箇所でホテルを経営していた。時流の大きな変化に抗しきれなかった。」と総括した。
閑話休題。27日付のブルームバーグ電子版に「ペシコフ、ロシア大統領報道官が「ホワイトハウスに対して先に行われたプーチン、トランプ談話会談の内容を公表しないよう要請した。トランプ米大統領とウクライナ、ゼンウレスキー大統領との電話会談が公表されたことが背景にあると見られる」と伝えた。トランプ,ゼンウレンスキー電話会談の内容の漏洩を懸念して8月半ばに秘密扱いにするよう圧力をかけていた。それが今回内部告発されたいきさつがる。ペロシ下院議長は「トランプは反逆者だ。何人も法を超えることはできない。」とトランプ大統領を激しく非難、トランプ弾劾へ方向転換した。大統領が弾劾された事例はアメリカの歴史にない。下院で弾劾決議が成立しても共和党53,民主党45、他2名のため共和党20名、民主党全員が造反しないと事実上弾劾は成り立たない。しかし、トランプ大統領の対抗馬、バイデン氏が矢面に立たされたことからペロシ氏も行動を起こさざるを得なかったのであろうと見られている。
時に「筒抜け」という言葉がある。英語ではleek outと使われる。ヤフーで「筒抜け」を検索した。「筒の底が抜けて居て入れたものが素通りになる意味。転じて①物音や話し声がそのまま他の人に聞こえること。秘密の内容がそっくり他に漏れてしまうこと、②人の話などが頭の中に留まらないで通り抜けてしまうこと。「せっかくの忠告も右から左へ筒抜けだ」などと使う。」と出ていた。今回の電話内容の公表は内部告発によるとされる。壁に耳あり障子に目ありという諺もある。中でも口は災いの元という昔からの言葉は至言である。(了)