ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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週末のNY市場様子見、ハイテク株、独禁法違反調査懸念で売られるも米中貿易戦争沈静化期待でNYダウ3週続伸とブルームバーグ(学校で教えてくれない経済学)(番外編)

2019-09-14 15:34:29 | 経済学
英ポンドが13日、英国の合意無きEUからの離脱懸念が緩和したとしてロンドン、NY外為市場で一時2ケ月来の高値、1ポンド=1.2481ドル,1ポンド=135.12円まで反発したと13日付英フィナンシアルタイムズ(FT)電子版が伝えた。FT紙は「ジョンソン英首相は週明け16日にユンケル欧州委員長、バニエルEU主席交渉官と会談する」と伝えた。対円では1ドル=108.09円、1ユーロ=119.71円で取引きされた。12日、ECBは金融緩和策を発表したが、利下げに反応せず、むしろ、米債券が売られ10年物米国債利回り一時年1.90%まで上昇した。ECBの今回の金融緩和策に対して、金融政策だけでは限界がある。逆に、世界の中央銀行が競って利下げに動けば世界景気に水を差す。マイナス効果の方が大きい。金融緩和政策の評価が二分している」と書いた。

13日付WSJ紙電子版は「米議会が米大手エレクトリクス企業を独禁法違反問題の審議を開始した。ワシントンとシリコンバレーの対立が2020年米大統領選挙の争点の一つとして遡上してきた」と伝えた。13日、NY市場でダウは37ドル、0.1%高、27,219ドルと小幅ながら値を保ったがハイテク株が売られ、ナスダック指数は8,176ドル、0.2%安、S&P500、3,007,0.1%安と上値を抑えられた。今週末で全体の流れとしては、NYダウは3週連続で続伸した。「米中貿易戦争拡大懸念の後退が相場を下支えている」と13日付けのWSJ紙は総括した。13日、NY原油(WTI)はバレル54.82ドル、NY金はオンス1,496.00ドルと続落した。「OPECは12日の総会で年内減産継続を確認した。にもかかわらず相場は続落した。OPEC減産に常に「HiddenProduction」という言葉が消えない。NY金は世界景気後退の避難先の一つとして買われたがここへ来て、米中貿易戦争緩和の浮上で目先筋が売りに傾いた」と13日付のブルームバーグは書いた。

閑話休題。13日付NYタイムズ紙は13日、民主2020年民主党大統領選挙候と補10人がテレビ討論で争った。バイデン元副大統領対左派のサンダース、ウオレンのやり取りが3時間の内大部分を占めたと伝えた。NYタイムズへのツイートの中に「言葉ではなんとでも言える。実行できるかが全てだ」との書き込みが印象に残った。一方、日本では「口達者な人」という言葉があるが褒め言葉でない。「沈黙は金だ」と亡父もよく口にして「男はお前の様に喋るものではない」と子供のときからたしなめられた。

日本では自分の考えを述べることを良しとしない文化がある。周りの人の意見をよく聞いて円満にことをおさめることが良しとされる。近くの喫茶店に通っているがマスターの奥さんは中国人である。客人の一人にブラジル二世のご婦人がおられる。はっきりものを言われる点で共通している。聖徳太子は「和をもって貴しとなす」という言葉を残された。隣国との余りに戦乱絶えない当時の時代環境から生れた。聖徳太子は四天王寺を眼下に荒海控える上町大地に建造された。大陸の使者が海から見上げる威風堂々とした姿を想定したと伝えられる。日出る国の天子が日没する国に申し伝える気構えが今の日本から消えた。(了)

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