ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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[反芻」(はんすう)という言葉は、もともと「芻」(まぐさ)を反復して食べることによって消化、吸収力を高める生きる力の源泉を意味する、味わい深い意味を秘めている(学校で教えてくれない経済学)(番外編)

2019-09-16 06:38:08 | 経済学
「親や学校の先生から「反芻(はんすう)してよく考えなさい」と子供の頃からよく言われた。「反芻」という言葉の意味がある程度分かったのはかなり大きくなってからである。「反芻」という文字をいざ書いてみろと言われても書けない。いつもの様にヤフーのブログのお世話になる。「反芻」の「芻」の文字は「まぐさ」と読む。牛、ヤギ、羊などの「反芻動物」の餌のことで、「芻(まぐさ)」を反復して食べる意味から「反芻」と書く」と出ていた。「反芻」のもともとの意味は「一度飲み込んだ「芻(馬草)」を口の中に戻し、よく噛んでから再び飲み込むことを繰り返すこと。そこから派生して「繰り返して考えてよく感じ取ることを意味するようになった」と出ていた。

「反芻動物」とは何か。ヤフーによれば「反芻を行う動物のこと。牛、ヤギ、羊などを指す。彼らには4つの胃がある。成牛の場合、第1の胃は150~250リットルの容積を持つ。牛の歯は、上顎には門歯はない。奥に2本臼歯がある。下顎には臼歯を含む6本の歯がある。目の前の餌をとにかく飲み込みやすくするため億単位の年月かけて門歯を退化させた。飲み込んだ草は消化できないが第1の胃に中にある酵素と微生物で柔らかくする。成牛の場合、1日当たり5~10時間反芻を繰り返して4番目の胃から腸へ送り出す。」と出ていた。

「反芻」を調べていたら心理学に「反芻心理」という言葉があることが分かった。ヤフーによれば「気分が落ち込んだ時、不眠や食欲が低下することがよくある。複雑な人間関係のなかで日々生活していると、嫌がらせやいじめに遭うケースは避けられない。そんなときもともとの原因と全く関係のない理由を勝手に探し出し、自分が気づかぬうちに、本来の原因から大きく離れ、悪循環に陥ってしまう心理を「反芻心理」と呼ぶ。女性はうつ病になりやすいが、女性は「反芻心理」に陥りやすいからだという専門家の研究がある。子供の頃からお前はだめだ、お前はだめだと言われて育てられた人間は「反芻心理」に陥りやすい。」と出ていた。初期の認知症も「反芻心理」が引き起こす場合があるという。最近、引きこもりの子供が増えていると伝えられる。先日、夜10時のNHK地上波の番組で50,60代の引きこもりが増えてきていると紹介していたが「反芻心理」と無関係でないかもしれない。

健康のためなら死んでもいいといわんばかりにスポーツジムに日参して様々な器具を操ることが出来る高齢者が最近増えてきているとのニュースがあった。病は気からという言葉がある。健康診断を定期的に受け、早期発見に努めることは大切なことであるが、益々複雑多岐を極める検査データに、患者が一喜一憂することによってむしろ患者の免疫力を低下させ、患者自らが病気を呼び込み、文字通り墓穴を掘るケースも十分考えられる。

「反芻」は、もともと「芻」(まぐさ)を反復して食べることによって、食べ物の消化、吸収力を高め、生きる力の源泉を意味した。牛は何にも云わないけれど、「反芻」という言葉は、実に味わい深い意味を秘めていることを改めて教えてくれているのかもしれない。(了)

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