ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

第54回神戸市高齢者美術作品展始まる(スケッチ&コメント)

2019-09-30 19:06:29 | スケッチ



第54回神戸市高齢者美術作品展

江嵜企画代表・Ken




第54回神戸市高齢者美術作品展が9月30日から神戸市勤労会館7階大ホールで始まり、楽しみにして出かけた。日本画の部で出品したが御影公会堂風景は残念ながら入賞の札はついていなかった。来年の目標が出来、励みになる。

今回の作品展では、日本画の部では39点が出展されていた。徐々ながら日本画の出展数が減少傾向にあるのが気になる。男女別では、日本画は女性20、男性19とやや女性が多いが男女ほぼ拮抗している。母数が少ないので一概に言えないが、日本画で男性が健闘していることは心強い。

一方、洋画は、日本画の減少に対して、ここ数年、全体として増える傾向にある。98点中、男性62(63.2%)、女性36(36.8%)と男性が多くを占めた。男性が多い傾向はほとんど変わっていない。

軽率にものは言えないが、洋画の方が入りやすい。日本画は面倒くさい。コストがかかる。日本画を本格的に教えてもらえる先生が少ないという声も巷では聞こえてくる。どの世界でも同じであるが、まずは添うてみよという言葉がある。日本画の捨てがたい魅力を少しでも多くの若者に経験してもらいたい。

応募資格は神戸市在住の60歳以上である。年代別に見ると、日本画では60代、5(12.8%)、70代17(43.6%)、80代、14(35.8%)、90代3(7.7%)と70代の作品が比較的多かったが80代が健闘している。

一方、洋画は、60代、16(16.3%)、70代、69(70.4%)、80代、12(12.2%),90代1(1.0%)と70代が全体の70%を占めていた。ここ数年の傾向を見ていると徐々に70代後半に年齢が移行している。洋画の世界でも高齢化が徐々に進みつつあるのかもしれない。

今回の作品展では洋画で90歳代では95歳の男性がお一人と日本画では91歳の女性が一人、東灘の広田宣子さんといい、「秋の古民家」と題する瀟洒な絵に仕上げて銅賞に入賞されていた。老いて益々盛んという言葉がある。まことに頼もしい限りである。

第54回神戸市高齢者美術作品展はJR三ノ宮駅東改札出て東へ徒歩7~8分にある神戸市勤労会館で10月3日(水)午後2時まで開催されている。最寄りにお越しの向きはお時間許せば会場にお運びいただければありがたい。(了)

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週末開業のための実技講習 Part4 (11月3日の臨床実践塾)

2019-09-30 17:23:13 | 診断即治療と虹彩学
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脛骨近位端の脛骨粗面を強打して内出血の痕も見える 



治療院の開業も「競争の世界」です。
ですから、「鍼灸を卒業したから大丈夫」なんてものは、ありません。
治療技術に関する基本的なことから、コンプライアンス、トラブル解消法など、学ぶのがたくさんあります。
そして、その殆どが学校では教えてないことが多いのです。

たとえば、上の写真は、公民館で身体測定があり、そこで転倒して頭を打ち、救急車で運ばれた方の写真です。
幸い、頭からの出血はあったらしいのですが、頭や背骨は、レントゲンでもCT画像でも問題なかったそうです。

しかし、
「モノを噛むと(顎を動かすと)、左顎が痛い」と言いながら、顎を左右に動かしていました。

「他にはないですか?」と聞くと、

「大したことはないのですが、左手首を打撲したようで、左膝も強く打ったみたいで、軽く押さえても痛いんですわー」と言います。
(上の写真で見ても、内出血と腫れがわかります)

さて、このような場合に、
① どのように診断するのか。

② どのように治療するのか。

などがわからないと前に進めません。

このような場合、私は脊椎を中心にした全骨格を診るようにしています。
方法は、「動診」という方法で、前後左右への屈曲や捻転をしてもらって、動きの悪い方を見つけます。
つまり、動きが悪いということは、歪みが潜伏しているわけです。

潜伏した歪みを取っておかないと、ジワジワ―っと歪みが強くなり、そのうち痛みや引き攣れに変わってきます。
これは、七星鍼法での基本実技になりますが、この基本実技を知っているだけで、患者さんに対する対応が違ってきます。

ですから、週末開業を考える人は、是非とも勉強してほしい方法です。
そして、それを覚えていると、あまたある診断法や治療法が、何をしているかがわかります。
たとえば、下の写真で、写真①と写真②では評価をしている部位が違います。

 
写真①             写真②



写真①では、仙腸関節の動きまでチェックできますが、写真②では腰椎だけのチャックになります。
その原理がわかっていれば、仰臥になって動いてもらっても、伏臥になってもらって動いてもらっても、同じ評価ができるわけです。

ちなみに、上の写真の方は、手首や膝や顎関節がおかしくなっていましたが、検査(評価)する方法は一緒です。
顎関節は、頚椎とも関係が深いので、ちょっとだけ頚椎も調整したのですが、七星鍼法での「骨格矯正鍼」と七星論での「頭皮鍼」で治療は済みました。

で、脛骨近位端の脛骨粗面で炎症をおこしているようでしたので、写真のように刺鍼をして炎症を治めました。
※ 鍼は消炎作用があるので、打撲等の場合は刺鍼するだけで炎症は治まってきます。

膝の抜鍼をしてから、
「痛みを確認してくれませんか」と言うと、膝を押えて、ニヤッと笑い、

「治まっていますわー。おかしいわー」と言っておりました。

もちろん顎関節も手関節も、完全ではありませんでしたが、全て治まりました。

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