ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

NY市場様子見で小反落、米中貿易摩擦解消期待が唯一の相場を支えている、引き続きトランプ発言から目が離せない(学校で教えてくれない経済学)(番外編)

2019-09-27 09:59:11 | 経済学
トランプ弾劾を巡り米議会の先行き不安定を懸念して26日のNY市場は、ダウ、79ドル、0.3%安、26,891ドル、ナスダック、8,030,0.6%安、S&P、2,977,0.2%安と揃って値下がりした。NY外為市場は債券が売られ米10年債利回りが1.69%へ上昇、ドルが買われ、1ドル=107.84円、1ユーロ=117.75円、1ポンド=132.58円で取引された。NY原油(WTI)はバレル56.53ドル、NY金はオンス1,511.75ドルで取引さされたと26日付ブルームバーグ電子版は伝えた。

26日付ロイター電によれば「米商務省は26日、中国が豚肉を3,375トン緊急輸入した。さらに増える見込みであると発表した。中国報道官は26日、中国は大豆、豚肉を米国から大量輸入した。10月の米中貿易協議を控えて詳細詰めている。同協議に進展が得られるよう準備を進めている」と伝えた。一方、26日、NYでトランプ、安倍会談が行われ、日米貿易協議が合意、合意文書が調印された。トランプ大統領は「日本は70億ドルの米国品に市場を解放した」と述べた。対象品目に牛肉、豚肉、小麦、チーズ、トウモロコシ、ワインなどが含まれ、それぞれ関税が引き下げられる。ライトハイザーUSTR代表は「日本には通商拡大法安全保障条項は適用せず、日本車に対して関税引き上げは行わない」と言明した」と伝えた。

26日付ワシントンポスト、NYタイムズ、WSJ,ブルームバーグは揃って、公表されたトランプ米大統領とウクライナ、ゼレンスキー大統領との7月25日の電話会談の内容を詳しく伝えた。べロシ米下院議長長は「トランプ大統領は多国の首脳に圧力をかけ自らのライバルを貶めようとした反逆者だ」と非難した。米下院情報委員会は公聴会を開いた。シフ委員長は「トランプ大統領は憲法を守ると宣誓を裏切った」と非難した。」と伝えた。

26日付ロイタ―電は「ゼレンスキー、ウクライナ大統領はトランプ大統領との電話会談が公表されたことに「首脳同士の会談の内容が公表されたが、トランプ大統領及びバイデン前副大統領関連に限定して報道されると受け止め公表に合意した。」と弁解した。5ページの公表内容にゼレンスキー氏自身、メルケルドイツ首相に困り果てていると述べていた。マクロン仏大統領との自らの発言が服組まれていた。現時点でメルケル首相からの反応は報道されていない。ゼレンスキー大統領は欧州によるクリミヤ併合後、対ロシア制裁について協議を継続していた。今後欧州からの支援を失う恐れがある。今回のトランプ大統領との電話公表で一番喜んでいるのは、ただでさえ脆弱なロシアとの関係に拍車をかける恐れが出来た。一番喜んでいるのはプーチン大統領だ」と書いた。

四面環海で資源に事欠く国である日本と言う国は国際問題抜きにして生きられない。教檀に立って生徒に日々接する立場の先生方が一言でいいから「広く世界に目を向けよう。」と言って欲しい。特に少年期に耳にした先生の一言は子供の宝物となる可能性が大きい。(了)

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「御影公会堂風景」神戸市高齢者美術作品展出展作品(スケッチ&コメント)

2019-09-27 07:18:30 | スケッチ



神戸市高齢者美術作品展出展作品

江嵜企画代表・Ken



日本画家、猪熊佳子先生のご指導を受け、「御影公会堂風景」を仕上げた。9月30日(月)~10月3日(木)までの4日間、午前10時~午後4時(最終日は午後2時まで)、神戸市勤労会館(078-232-1881)7階大ホールで開かれる第54回神戸市高齢者美術作品展に出品する。

会場はJR,阪神、阪急いずれも三宮駅から徒歩10分以内にある。お近くに運びの節はお立ちよりいただければありがたい。

神戸に長く住んでいるひとは絵をみると御影公会堂と答えてくれる、神戸では、知る人ぞ知る結構名の知れた建物である。過去数回当欄でもスケッチで紹介したことがある。かねてから本画に仕上げたいと思っていた。それがようやく実現して内心ほっとしている。

人生は長いようで短い。何事もそうだが、やれるときにやっておかないと悔いを残す。絵も描けるときに描いておかないと結局描けないままで終わる。

先の戦争中、画学生にも容赦なく赤紙が来た。志半ばで出征、帰らぬ人となった画学生の未完成の作品を窪島誠一郎氏が、戦後十数年かけて遺族を訪ね、遺作を集めて長野にある「無言館」で展示しておられる。

御影公会堂は旧御影町が白鶴酒造7代目社長,嘉納治兵衛氏(1862~1951)より寄付を受け昭和8年(1933)に建設した。昭和13年(1938)7月に神戸は大水害に見舞われたが生き残った。昭和20年(1945)5月の神戸大空襲では内部のみ全焼したが建物自体は残った。

平成7年(1995)、神戸・淡路大震災にも生き残り避難場所として使われた。一年以上かけての耐震改造工事で平成28年(2016)、リニューアルされたが、外観は創建当時の姿をとどめている。

御影公会堂には嘉納治五郎氏(1860~1938)特設コーナーが設けられている。氏は、摂津国卯原郡御影村、現神戸市御影町で生まれた。講道館柔道の創始者、「柔道の父」と呼ばれる。東京五輪(昭和11年)招致に成功した。マラソンの金栗選手を育てたことでも知られている。NHK「大河ドラマ」「いだてん」に詳しい。

住吉川沿いにある灘中.灘高の校庭に同校創設者、嘉納治五郎の銅像が建っている。国道2号線から徒歩20分ほど住吉川を上れば白鶴美術館がある。当館は御影公会堂同様、美術蒐集家でもあった嘉納治兵衛氏の尽力で昭和9年(1933)に建設された。

今日本から文武両道という言葉が姿を消した。嘉納「鶴翁」が草葉の陰でどんなお顔で変わり果てた今の日本の姿を垣間見ておられるか、想像に難くない。(了)

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