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トランプ弾劾調査開始とペロシ米下院議長公式発言で米株安、米ドル安進み、NYダウ一時、374ドル安(学校で教えてくれない経済学)(番外編)

2019-09-25 09:20:54 | 経済学
「トランプ米大統領弾劾調査を開始するとペロシ米下院議長が24日語った。公式に同弾劾に触れたのは初めてである。民主党議員150人以上がトランプ弾劾調査を支持した。「トランプ大統領が「バイデン民主党候補とその家族のウクライナ関係者に賄賂を贈った。調査しろと外国のトップ、ウクライナ大統領に圧力をかけたことが「ダム崩壊の「引き金」を引いた」と24日付NYタイムズは総括した。「9月のコンフェレンスボード、米消費者信頼感指数が9ケ月振り最低を記録した。トランプ弾劾調査開始と重なり、24日のNYダウは一時374ドル値下がりした。」と24日付けWSJ電子版は伝えた。24日付け英フィナンシアルタイムズ電子版は「米民主党、トランプ弾劾調査開始で株下げる」とトップで報じた。

24日、NY市場は、ダウは、142ドル、0.5%安、26,807ドルで取引を終えた。ナスダックは7,993、1.5%安、S&P500,2,966,0.8%安と揃って値下がりした。米債券が買われ米10年物債利回りが1.64%へ下落、ドルが売られ、1ドル=107.09円、1ユーロ=117.98円、英ポンド=133.75円と主要通貨に対して円高が進んだ。トランプ米大統領は「人民元安で中国は為替操作している。」と国連総会で中国を非難、米中貿易交渉の先行き懸念が強まり、株安、ドル安が進んだ」と24日付ブルームバーグ電子版が伝えた。NY原油(WTI)は米原油在庫急増を材料に売られ、バレル56.80ドルへ反落した。NY金は安全資産として買われオンス1,540.80ドルへ値上がりした。

閑話休題。農耕民族である日本人には縁遠い言葉の一つに米国人がしばしば使うトリガー(Trigger)という言葉がある。ヤフーのブログで「トリガー」を検索した。「①銃の引き金。転じて、物事を引き起こすきっかけ。「トリガー価格」などと使う。「トリガ―価格」とは「ダンピング認定の基準として設定した価格。米国で輸入品が「トリガー価格」以下の価格で販売されたときダンピング調査が始まる。②銃の引き金の形をしたカメラのフィルム巻き上げレバー」と出ていた。

50年ほど前の古い話だが米国が日本を含む韓国、台湾、香港、極東4ケ国から繊維輸入数量を予め米国が設けたクォータ(数量規制枠)を超えたとき輸入規制が発動された。当時トリガーは耳慣れない言葉だった。その後日本等の鉄鋼、自動車などの米国との貿易交渉などでお馴染みの言葉となった。24日、トランプ米大統領が2020年米大統領選、現時点で民主党候補トップを走るバイデン氏及び彼の長男のウクライナ疑惑調査を始めるようウクライナ大統領に要請したことがトランプ弾劾調査の引き金を引いたと今回使われた。トランプ弾劾決議の話は、トランプ大統領に関するロシア疑惑が遡上に上るたびにニュースとなったが「ペロシ米下院議長はトランプ弾劾に関わらないと繰り返していた。トランプ弾劾調査開始を初めて公に口にした」と今回大きく報道された。銃乱射事件が米国では日常茶飯である。トリガーという言葉を改めて聞くと銃となかなか縁が切れない米国人の宿命を感じる。(了)

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