ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

島県立博物館:奇跡の化石たちースケッチ&コメント

2006-06-08 09:12:42 | スケッチ
お昼をすませたあと正直軽い気持ちで博物館でちょうど開催中の
『奇跡の化石たち』特別展をのぞいた。

”タフォノミー(taphonomy)”って何だろう?と会場で問いかけられて釘付けに
なった。それはギリシャ語のtafos(埋没)とnomos(法則)を組み合わせた言葉で、
生物が化石になるまでの化石化のメカニズムを調べる学問だというのである。

economy(経済・節約)は、仕事柄ギリシャ語のoikos(家)とnomos(法則)の
組み合わせであると承知していた。経済学とは家をやりくりする法則を
研究する学問である。まさか徳島の博物館でタフォノミーという言葉に
出あえるとは想像もしていなかった。

化石のことは小学校時代から興味を持っていた。しかし、これだけの化石が
体系的にまとめられ、それがここまでやるのかと思うくらい徹底的に並べられてい
る。
しかも保存状態が信じられないくらいの選りすぐりである。

ブラジル北東部の1億2,000万年前の地層であるサンタナ層やクラフト層の
トンボ、ゴキブリ,せみ、こおろぎ、キリギリス、ばった、ウスバカゲロウ、
ハサミムシ、八チの化石が先ほどまでまるで生きていたかのような
姿で展示されていたのには感動してしまった。

神戸の人間として、神戸層群の化石のコーナーがあること自体恥ずかしながら
はじめてで驚いた。淡路北部、神戸市西部、三田盆地には第三紀始新世後期
(3700万~3000万年前)の地層があるそうだ。

神戸群層からは昆虫化石,貝化石、大型の哺乳類の化石も多く産出している
と説明にあった。

じっくり会場を見せてもらった。そして、なぜ「奇跡の化石たち」と特別展を
名づけたのか実感した次第である。

生き物が化石になるにはよほどの幸運に恵まれないと実現しない。
生き物が死ねば腐敗。分解する。地下水による溶解、熱などによる変質が
起これば化石になれない。

石炭も石油も化石燃料である。その石油、石炭にいま我々は日々
翻弄されているではないか。

今回のようなすばらしい催しを実行された徳島県立博物館と
それに協力された多くの関係者に感謝と敬意を表する次第である。

帰り際、近くの老人健康施設の数人が車椅子での方も含めて
職員に付き添われて会場に入って来られたところをスケッチした。(了)




Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3  C0071 1905E 
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)




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徳島県立近代美術館:日本画特別展ースケッチ&コメント

2006-06-07 22:30:58 | スケッチ
特別展、「日本画の魅力ー美しき人と心」が徳島県立近大美術館で
開かれている(4月29日~6月11日)ので神戸三宮から高速バスに
乗り出かけた。往復料金は5700円だからマイカーで多額の高速料金を
払うことを考えればリーズナブルな料金かもしれない。

JR徳島駅下車タクシーで1540円、約10分ほどで着いた。乗り継ぎ
バスを使うと都合2時間半はかかるが、それでも明石海峡を一跨ぎ、
淡路島を縦断しての旅だが神戸からでも意外に近いというのが
正直な印象だ。帰路は乗り継ぎバスを使ったが200円ですんだ。
急がなければ無駄なお金は使う必要は全く無い。


64点の日本画が10の視点で分けられていた。その一:歴史の中に遊ぶでは
明治初期の塩川文麟の作品にはじまり、竹内栖鳳、横山大観、下村観山と続く。

その四:舞妓が引き付けるものでは村上華岳の目をつむって踊る舞妓の絵が
ある。その六:女性による表現では、上村松園、梶原投扇、小倉遊亀、片岡球子と
おなじみの女性作家の美人画を堪能できた。

上村松園はその七:失われたものを悲しむのコーナーでも登場し、江戸時代の
京都の女性たちの姿を絵にとどめようとしたと解説にあった。小倉遊亀は
その八:新しい時代の息吹でも顔を出し、時代の新しい空気を作者が絵に
採りいれようとしていると説明されていた。

絵は分類していちいち解説されて見るものではない。しかし、改めて解説を
読みながら鑑賞するのも大変勉強になった。

その一:歴史のなかに遊ぶのコーナーで、塩川文麟の絵の前でスケッチした。(了)




Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3  C0071 1905E 
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)



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大阪日日新聞さん

2006-06-07 19:59:30 | 情報や案内及び雑談
先日、取材を受けた 大阪日日新聞さんが、6月6日発刊の新聞に載せてくれた。

恒例(高齢ちゃぁうで~)に従い、顔写真無し、電話番号無し。

顔写真が載ると、飲んで歩けなくなるし( ゜o゜)ハッ、電話番号を入れると、
電話の件数だけが増えるからです。(゜゜)(。。)ペコッ


写真クリックで拡大します。

 


たまたま、きょうは夕方から友達が来ていましたので、いつものよし萬さんへ行き、ウーロン茶で乾杯しました。



よし萬さんの料理の画像は、こちらにうんちく入りで連載してあります。(^^; 


和食の上品な味と上品な盛り付けを好む方なら、必ずご満足頂けるお店です。
座席のない時が多いので、予約したほうがいいよ。


写真をクリックすると地図がでます。

 

新大阪より一駅、ミツフホテルの一角です

昼  11:30~13:30(月~金)
夜  17:00~23:00
定休日 月曜日
夜の平均予算は、お一人様4000円程度

大阪府大阪市淀川区西中島4-8-22 ホテルミツフ1F
電話 06-6886-1900

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インフレ懸念、ホメイニ発言、NYダウ199ドル下げるー学校で教えてくれない経済学

2006-06-06 10:47:27 | 経済学
Bernanke米FRB議長のインフレ懸念発言をうけて、6月5日のNY株式市場はダウ平均(-1.8%)、ハイテク株のナスダック(-2.2%)、小型株ラッセル(-3.2%)軒並み急落した。原油相場の上昇、ISM米非製造業指数が景気鈍化を示唆したことも嫌気売りを加速したと見られている。

ワシントンDCで開かれている国際金融会議(International Monetary Conference)において、バーナンキ議長は、コアインフレ率は上限もしくはその域を超えていると発言した。バーナンキ発言のあと、6月29日に予定されている次回FOMCの会合で、0.25%幅の利上げ継続かもしくは仮に今回利上げが見送られてもそのあと利上げが継続されるとの観測がマーケット関係者の間で再び高まってきた。

一方、イラン最高指導者ホメイニ氏が、米国がイランを攻撃すればホルムズ海峡を封鎖する。イランが核燃料を独自に開発することは自国の権利であり何者にも妨げられないと発言した。この発言を受けて、NY原油先物(WTI)相場は一時バレル73ドル台まで急騰、27セント高の72.60ドルで取引された。

NY為替市場は、気迷い商況ながら、米利上げ継続期待から対円では1ドル=112円台に買い戻されたが、対ユーロでは、EUでの0.25%利上げ観測からドルは売られ1ユーロ=1.2958ドルで取引された。底流に流れるドル売り懸念は完全に払拭されていない。

先週末に発表された5月の米雇用データが予測を大きく下まわる7万5千人増にとどまったことと、5月のISM非製造業景気指数が、エコノミストの予測の63を下回る60.1と発表されたことで米景気鈍化が確実に進展しているとしてドルに対して売り圧力がかかっている。

なぜバーナンキ議長が国際会議の場を選び、インフレ懸念を敢えて強調したのか極めて興味深い。利上げ打ち止め観測が根強いが利上げ打ち止め期待をこの際払拭し、利上げに期待感をもたせ、世界の金融関係者が集まった中で、米ドルに対する信認をつなぎとめようと楔をうちこもうとしたのであろうか。

バーナンキ氏は、食料・エネルギーを除くコア・インフレ比率は、ここ3ヶ月でみて3.2%、過去6ヶ月の期間で見て2.8%であり、物価を安定させ、安定した米景気を維持するためには、物価上昇は抑制される必要があることを強調した。

お金ほど臆病な生き物はいない。インフレとはお金の値打ちがなくなることだ。アメリカからドルが逃げることをバーナンキ議長は一番怖れているような気がしてならない。(了)

江嵜企画代表・Ken


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運転免許更新センター:JR伊丹-スケッチ&コメント

2006-06-05 21:01:33 | スケッチ
運転免許更新手続きのためJR伊丹駅から徒歩5~6分の
阪神更新センターへ出かけた。

5年おきの更新手続きは文字通り流れ作業でいいか悪いかは
別としてものの数分で視力検査含めた基本的な手続きは完了した。

5年前との違いは改正道路交通法にのっとり30分の
講習が義務付けられた点かもしれない。次回の更新時には
満70歳以上になるから3時間の運転講習が義務付け
られているようだ。

講習といってもビデオテープを15分見ることと係員の
改正道路交通法のポイントについての解説をあらかじめ用意された
50人程度はいる部屋でおとなしく聞いて終わりである。

気のせいか時間帯のせいか女性の数が増えたような気がする。
係員の説明を聞きながらスケッチした。

悲惨な事故の映像を次々見せられる。「わき見運転」、「ながら運転」の
事故がいかにひどい結果となるか繰り返し見せてくれる。

高齢者の事故が増えているようだ。改正道路交通法も70歳以上の
ドライバーの事故を少しでも減らそうという狙いであろう。

年はとりたくない。しかし、加齢とともにまぶたがかぶさってくる。どうしても
視野が狭くなる。突発事故にとっさに反応できない。耳が遠くなる。
個人差は多少あろうが、いろいろと情けない老人特有の症状が
やむなくでてくるのであろう。

改正道路交通法の説明では、違法駐車対策が今年6月1日から
施行されたことである。

ポイントは短時間の駐車違反も厳しく取り締まる。
民間の駐車監視員が警察官不足を補うから取り締まりが少しは
徹底するかもしれない。

地域住民の意見・要望も取り入れて厳しく実施することになっているが
いつでも、どこでもとりしまれるのか、どこまで徹底できるか今後の
成り行きが注目される。(了)




Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3  C0071 1905E 
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)




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第二回運命学講座ースケッチ&コメント

2006-06-05 07:56:41 | スケッチ
第二回運命学講座が西中島南方のさるホテルの
会議室で開かれ、暦研究家の講師,ばーば佐智子さんの
2時間近い話をうなづきながら聞き入っていた。

今回のテーマは、「これからの時代を予測する」だった。

個人の運命を予測しても、結局はその時々の時代背景や
内外の諸般の環境変化にどうしても影響を受ける。
まず話は、2006年・丙戌の解説からはじまった。

暦を読み解けば、丙戌(ひのえ・いぬ)は火の陽性と
土の陽性で出来ている。つまり「暑い」、「融けた鉄」、
「こもった熱」を意味する。

2006年は「閏7月」がはいるから、西暦(太陽暦)では
5月でようやく暖かくなり、夏と秋が長くなり年末にかけて
季節がずれたように感じられる年になると説明された。

先人の知恵として、「こぶし(辛夷)の花が咲かない年は米が
不作になる」、「朝雨は天気回復」など昔からの言い伝えや
村上水軍の伝承などを紹介された。

「世相は60年周期で繰り返される」へと話は展開した。講師が
1993年秋に開発されたグラフを元に、時代が栄枯盛衰する周期で
動いていることを事例を紹介しながらわかりやすく解説された。

2001年9月、ニューヨークの貿易センタービルが何者かに
爆破されたが、その60年前の1941年12月にはハワイ真珠湾が
日本軍に攻撃された。

大正12年関東大震災からはじまるグラフは暗示的であるが、
昭和20年の敗戦を迎えて底をつける。それを1984年からの
グラフと重ね合わせると、まるで申し合わせたように2005年で
底をつける流れとぴったり符合する。

昭和20年(1945年)から昭和25年(1950)で一山つけたあと、
朝鮮戦争特需を経て東京オリンピック、万博、日本は高度成長路線を
驀進した。しかし、1983年にグラフは天上をつけ、1989年には日経
ダウ3万9000円をピークとしてバブル崩壊、15年にわたる不景気を
日本は経験した。

一方、2005年で最初の底をつけた日本経済は2010年まで
ひともみしたあと、2010年の上海万博でダメ押しの底をいれたあと
反転上昇のトレンドにはいるだろうと講師は予測する。特に会場に
集まった多くの若者には、彼ら自身の個人個人の不断の努力と叡智を磨いた
上での話であろうが、強いエールを送られたのが印象的であった。

本邦初公開と銘うってグラフを逆さにおいて読み解くと欧米が衰退し
アジアの時代が始まることも予見しているという。

しかしながら、宝の山に至るまでには潜り抜けねばならない
一山が控えている。1945年から50年で実際経験した一山と
2005年から2010年にかけてこれからまだまだ多くの試練を
経験するであろう一山がポイントである。

最近次々起こっているいままで全く手づかずにされていた
国の諸策の変更はあくまで助走である。原油高騰とあとに
続くインフレ懸念、南海地震を含めた大災害や国家財政破綻や
それに伴う新円切り替えも十分視野にいれて、これからの2~3年は
大変な(大きく変わる)年周りにあたると覚悟して会場を後にした
次第である。(了)



Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3  C0071 1905E 
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
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木村尚三郎:風月堂サロン講座-スケッチ&コメント

2006-06-03 21:21:06 | スケッチ
第146回、神戸風月堂サロン講座で木村尚三郎先生のお話を聞く機会が
本日あると窓口の日崎さんから聞いていた。

なんと同じ日の同じ時間に映画の字幕スーパーの翻訳家の戸田奈津子さんの
講演会が神戸国際大学であるというではないか。迷った末、これが最後かもしれない

いうなんとなくそんな予感がして風月堂へ向かった。

この講演の前、木村尚三郎さんは6週間寝たきりだったそうだ。テレビでは
何度もお目にかかっておなじみだったが、生でお話を聞くのははじめてだった。
顔色も悪く、あのふっくらとしたお顔でなかったのでまだ心配だ。

講演のあと木村先生の著書「歴史の風景」を買い求めサインをいただいたとき、
思わずお体お大切になさっていただきますようにと口走ってしまった。

いつもは講演は立ったままだが、先のような事情で座ったままお許しいただきたいと
断って話は始まった。

話をはじめられるや、いつもの独特のエスプリの効いた尚三郎節が
頭から次々と飛び出してきた。客席はお菓子とお茶がでたが、木村先生は
なんと1時間半お水ひとつ口にされず一気に予定時間を終えられた。

日本女子大、東京都立大、そのあと24年間勤められた東京大学をいれると
42年間の教職生活が本日の講演にも命を吹き込まれたに違いない。
正直のんきにスケッチする間も無かった。

一番印象に残った言葉は、明日はよくわからぬ時代にはいった。人々は
今日を楽しんで行こうと世界中で思いはじめている。

人民元が急騰する。アメリカ人はドル暴落を心底怖れているという
言葉をまさか木村尚三郎さんから聞けるとは予想もしなかった。

WTOといえば世界貿易機構は知っていたが、世界観光機構(WTO)
の事務局がスペインにありこれからは観光の時代になるという話も
新鮮だった。

幸せは首から下がしっかりしていなければ果たせない。へそから下と
いってもいいと話された。いろいろなことを知っていても戦争に勝てない。
アメリカがいいお手本だという言葉に木村尚三郎さんの真骨頂を
見せてもらった思いがして大いに納得した。

これからは女の時代だと明快だった。女は明日を語ろうとしない。
これからは男時(おどき)より女時(めどき)である。
女は今日一日を大事にして生きている。
女の気が世界中で満ち満ちている。

食べ物の話では、国土交通省が外国人を対象に実施した
お土産コンテストに一位に選ばれたのは日本酒。次は日本茶。
青森県のりんご。北海道の長いも。益田市のすし米と続いた。
とにかく世界的な日本食ブームだそうだ。しょうゆがよく売れている。

日本のしょうゆは自分を出さず相手を立てる。しょうゆをかけることに
よって自然そのものから味を引き出すすばらしさが日本のしょうゆにあると
話された。

木村尚三郎さんは本日の講演の結びに、国土交通省の外国人の
アンケート調査に和菓子は甘すぎると必ず出てくると紹介された。

それが砂糖の取りすぎが健康によくないことを外国人が知ってのことか
定かでない。これからの和菓子作りのヒントになるかもしれないなと
素人ながら感じた次第である。

これからは人々が、①物から開放されたい、②時間から開放されたい、
③情報から開放されたい時代になると予測された。それこそサロンの
時代でもある。

サロンに適したいいお菓子作りを期待したいと風月堂サロン講演での
講演を結ばれた木村先生はさすがだと改めて感心した次第である。(了)




Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3  C0071 1905E 
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5月の米雇用統計、投資家惑わすー学校で教えてくれない経済学

2006-06-03 09:11:18 | 経済学
注目の5月の米雇用統計は、予測以下の7万5千増にとどまったこと、その一方で失業率が4.6%と前月の4.7%並で推移したことから硬軟両面のデータを提供した。

エコノミストの多くは、3月17.5万増、4月12.6万増と来て、5月は18万増加すると読んでいた。3ヶ月連続で増加数が減って、5月度のデータが増加すれば6月末のFOMCで利上げ継続と読んでいた向きが多かった。

読みが外れて、6月末の0.25%の利上げは見送られるのではないかと仕事とはいえ投資家(患者)にエコノミスト(医者)は自信なげに予測している。医者に首をかしげられると一番困るのは患者である。投資家を患者に見立てて無礼千番だが、6月2日のNY株式市場は、イライラしながら一日過ごし、結局前日比12ドル安い11,247ドルで取引を終了した。

景気を決めるのは雇用である。雇用が増えれば所得が増える。所得が増えれば米GDP(国民総生産)の70%を占める個人消費が増えて米国経済は安泰だ。雇用の増加テンポが鈍れば米国景気に水を差す。この日同時に発表された時間当たり所得は4月の0.6%増から0.1%増にとどまったことも不安材料になったようだ。

NY為替市場では、5月雇用で弱いデータが出たとして、米国景気の先行きを悲観してドルが売られ、1ユーロ=1.2927ドル、1ドル=111.56円で取引された。対スイスフラン、英ポンドともにドルは値下がりした。強い雇用統計が出れば6月末利上げ継続と読み金利差からドルが買える。弱いデータが出れば利上げ見送りの可能性が高まったとドルを売る。実に変わり身が早い。

NY原油先物相場は、前日のイラン核問題で6ヶ国外相会議で何らかの進展が見られるとの期待から売られたが、アフリカ最大の産油国ナイジエリアの油田で8人が武装勢力に拘束されたとのニュースが伝わったあと、買い戻され、バレル71.83ドルで取引された。ガソリン、灯油ともに値上がりした。原油相場は高値安定が続きそうだ。

話は飛ぶ。日本ではライブドアといえば朝から晩までライブドアである。村上ファンドといえばテレビ、新聞競って村上ファンドである。日露戦争では米国に助けられてからくも勝ったにもかかわらず国民は国力わきまえずに勝った、勝ったと有頂天になった。

1941年8月、日本は石油輸入の90%を依存していた米国から石油を止められた。そしてその年の12月8日、真珠湾を攻撃した。ミッドウエー海戦で致命的な敗北も、戦意高揚の大義名分のためか、新聞各紙は戦争を謳歌した。同じ過ちを繰り返しているといつまでたっても日本という国は欧米列強は及ばず同じ仲間のアジアからも笑い者になるだろう。(了)

江嵜企画代表・Ken


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イラン問題進展期待でNYダウ91ドル上げるー学校で教えてくれない経済学

2006-06-02 08:37:10 | 経済学
ウイーンで6月1日開かれていた6ヶ国外相会議のあと、英国のMargaret Backet外相が、イランの濃縮ウラン計画を停止させるようイランを説得することで6ヶ国が合意したと発表したとWSJ紙電子版はトップニュースで伝えた。

NYダウは、前日比91ドル上げ,11,260ドルで取引を終えた。NYダウ押しあげの要因はふたつ。この日相次ぎ発表された米国の経済データが、インフレ進行とそれに伴う利上げ継続懸念を和らげたことが第一、行き詰まっていたイラン核問題で6ヶ国が政治的解決に向けて動いたとのニュースが第二であろう。

ならず者国家のイランとは一切会わないとかたくなに主張していた米国がテーブルにつくことを決めたことが大きな変化である。ただ、経済制裁など懸案を多々残している。しかし、ロシアでのサミットが目前に迫った。米国、英国、フランスでは政権交代の危機さえ漂い始めた。計算高い中国も米国に恩を売るチャンスと見たのであろう。

相場の世界は水鳥の生態に例えてみればわかり易い。イラン核問題を嫌気して警戒していた水鳥が株式市場に舞い戻りつつある。一方、イラン問題を材料に金相場に群がっていた水鳥が一斉に飛びたった。NYダウが91ドル上げ、金相場が629ドルまで値下がりしたことがその間の動きを象徴している。

NY原油先物相場もバレル95セント値下がり、70.34ドルで取引された。イラン・プレミアム分が剥げ落ちれば起こる当然の結果である。60ドル近辺まで下げてもおかしくないが、OPEC総会で生産枠である日量2,800万バレルを据え置いたことで当面は心地いい居場所、バレル70ドルに落ち着いたようだ。

座り心地の悪い椅子に座っていると疲れやすいことと同じで、70ドル近辺は産油国にとっても居心地がいいゾーンなのであろう。ただ、中国はじめ原油をむさぼり食っている状態では、夏場のドライブシーズンを控え、ハリケーンがいつ襲ってくるかわからない状態では原油を積極的に売ってくるようなへまなことはしないであろう。

NY為替相場は、1ユーロ=1.2813ドル、1ドル=112.73円で小動きで取引された。債券相場は小幅な動きに終始した。10年物国債が小幅反落、利回りは5.108%と様子見している。

週末に発表される5月の米雇用統計にマーケットの関心が集中している。ここで強いデータが出れば6月末の米FOMCでFFレートは5.25%へ引き上げ上げられそうだ。

日本は6ヶ国協議にもはずされた。村上ファンドだけがニュースなのだろうか。(了)

江嵜企画代表・Ken


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よし萬入り口ースケッチ&コメント

2006-06-01 12:49:55 | スケッチ
ひと待ち時間に「よし萬」さんのお店の前から
スケッチした。

20~30分の間だが、通りを隔てて画いていると
次々車が止まる。往来のひとが通るでスケッチの
場所が否応なしに移動した。

この日も「よし萬」店長の肝いりのメニューを
満喫した。この日は友人のおごりだが、彼が
店長に直々、今日の料理はすばらしくおいしかったと
言ってくれたので紹介の甲斐があった次第である。

料理でも何でもそうだが、価値を決めるのは心である。
肝いりという言葉もあるが、心のこもった料理を
この日もいただいて、「よし萬」の店長の心意気が
ますます気にいった。(了)



Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3  C0071 1905E 
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