思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

天皇問題への見事なコメントーもったいないので、記事にします。

2006-09-08 | メール・往復書簡

昨日のブログ(この下)へのコメントは、どれも素晴らしいものです。もったいないので記事にして出します。みなさん、どうもありがとうございます。まさに「民知」の威力です。


[ hiromin ] [2006/09/07 21:50]
この大騒ぎには私もうんざりで、今日もテレビはつけてません。皇室に生まれた赤ちゃんももちろんですが、普通の家庭に生まれ育つ子供たちにも同じような酷な状況があるのでは?と感じます。親や、まわりの大人たちによって、自由を奪われて、知らぬ間に「型」にはめられ、「自分の頭で思考する」ってことができなくなってしまっているような子供は、私のまわりにも実際、多くいます。小学校低学年でもそんな状態だということは、子供たちが話す言葉や表情で感じます。かつて私自身もそうでした・・・白樺教育館に通う前は。この国の教育っていったいどうなっちゃているのでしょうか?人って何なんでしょうか、思考せず進化もせず止まったまんまで生きていて、本当の幸せやよろこびってあるんでしょうか?私はそんな生き方は嫌です。かなしすぎます。

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[ eucharistia ] [2006/09/07 22:28]
私はここ12年ほど、テレビのない生活をたのしんでいます。そのため、却って、マスメディアの「大騒ぎ」はキャッチしやすくなっています。なぜかというと、テレビをもっていないはずのわたしにまで内容が伝わるほどの「音漏れ」が耳に、目に、刺激的だからです。「列島は慶祝ムード一色に」、テレビなしの私も見飽き、聞き飽きました(どの列島の話かなぁ)。 しかし、一番ぞっ!としたのは、宮内庁自体はなにもするきがなかったのに、民間からの問い合わせで仕方なく「祝賀記帳」がはじまってしまったり、神社仏閣に近所の人たちがやってきて「記帳所はないのか」などいい、神社仏閣もとまどいながら私設の記帳所をもうけた、という報道です。「なんとすばらしい出来事!」という報道でしたけど、私は背筋に冷たいものが走りました。「草の根」「内からの」天皇制の典型。いやな世の中になりつつあるのでしょうか。やだ。
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[ タケセン ] [2006/09/08 00:53]
eucharistiaさん、
自分からはじまる人生=内的な意味充実をつくらないで生きれば、外なる価値に従う=自ら従わざるを得ない人生になります。それが「草の根」の天皇制を生み出すのでしょう。外的価値を内的価値にしてしまう人間では、人間として生きるエロースがうんと小さくなってしまいます。それは謙虚なのではなく、自己欺瞞でしかないでしょうね。
よいコメント、ありがとうございます。これからもよろしく。

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[ コテツ ] [2006/09/08 02:21]
何気なく書いた言葉がタケセンのブログにのってしまうなんて。
なんともお恥ずかしい・・・。
すごい馬鹿っぽいコメントですいません。
自分の言いたいことはタケセンがうまくまとめてくれました。
「天皇家を歴史的・文化的な存在として遇するべき」
賛否両論ある制度なので、自分も上の考えに大賛成です。
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[タケセン] [2006/09/08 12:16]
hirominさん、
hirominさんの思考は、まさに哲学そのものですね。特殊な問題を一般化し普遍化するーその見本のような思考で感心しました。単なる事実学ではなく、本質論=意味論の追求になっています。平面(二次元)ではなく立体(三次元)として物事を見ていますね。真に価値ある言説です。

コテツさん、
コテツさんの、「 宗教法人『天皇家』みたいにして自主経営して!! 」は、「馬鹿っぽい」どころか、近代天皇制の矛盾の核心を射抜く一言です。この一言で天皇制は論理的に崩壊してしまう恐ろしい(笑)言葉です。正鵠を射るとは、まさにこのことです。ほんとうに凄いですよ。
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それにしても、このように平易な言葉で本質抉(えぐ)る力は「学者」にはまったくありません。「民知」の偉大な力を感じます。ブログが「市民革命」を生むかもしれませんね(笑・嬉)

武田康弘


コメント
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