思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

石原都知事と安倍自民党総裁には猛省を促します。

2006-09-23 | 私の信条

政治権力者が裁判所の見解をまったく認めず、無視するとう姿勢ー言動は、国の根幹を揺るがす大問題です。彼らには猛省を促します。


昨晩のブログ(この下)に対して、ミクシィ内から20以上のコメントを頂きまいした。
そのコメントに対するまとめのコメントを書きましたので、以下に載せます。

2006年09月23日
09:28
タケセン

明治天皇に捧げられた天皇賛歌が「君が代」です。歌詞の内容も天皇の時代の永遠性をうたうものと教えられてきました。それまでの伝統を壊して明治政府がつくった「近代天皇制」=靖国思想(これが天皇現人神ー神国日本ー八紘一宇ー大東亜共栄圏の思想にそのまま繋がりました)に基づく歌です。これは歴史的な事実です。
それゆえに「君が代」を国歌にすることには多くの反対があったのですが、「国体思想」を引きずる自民党は、天皇を元首化したいとの思い(安倍晋三もそうです)から、国会で国旗・国歌法を制定しました。戦前の日本でさえ、当時の文部省は、国旗・国歌を法律で強制するのはおかしい、として法制化しなかったのにです。
この問題には、そういう経緯があるのです。
私は、皆が喜んで歌える歌ー日本の古歌である「桜」や故郷への郷愁を歌った「故郷」など、イデオロギーと結びつかない歌を国歌として制定するのが、ものの「あはれ」を解する日本と日本人にはふさわしいと思います。
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今回の司法の判断は、あまりに当然です。現天皇自身も、強制するのはよくないと発言していますが、公務員であっても、思想信条に関わる問題について強制されることはありません。「君が代」を歌わないことを理由に懲罰があれば、会社員であれ教師であれ、それは日本国憲法が保障する基本的人権の侵害になります。近代市民社会(民主制)をつくりだした基本理念のひとつー三権分立(「法の精神」モンテスキュー)の精神を踏まえ、石原都知事・東京都教育員会や自民党総裁は、もっと謙虚にならなければいけません。
反対する自由が認めれない国家とは、民主制国家ではありません。少数意見を尊重するのは、よき社会の基本原則です。
北朝鮮は、戦前の日本の政治を手本にしているそうですが、新しい日本ー民主性の国に住む現代の日本人は、北朝鮮を真似る必要はありませんー(蛇足ー冗談です)。

なお、?靖国神社、?国家、国体思想、?皇族の人権、市民精神については、クリックしてください。三部作すべてを見ることができます。

武田康弘



コメント
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