
「戦後史証言プロジェクト 第5回 教育 “知識”か“考える力”」を、録画しておいたので、この前観たのだが……、まあ感想は面倒くさいので書かない。
「成人式」がいつものように荒れているとかニュースでやっていた。まあ、あれです。平等が確認される場所というのはなかなかないのだ。
「東京無国籍少女」という押井守の映画があった。これを観ると、荒れる成人式などというものが寧ろフィクションであるという感じがしてくるが、実際はこの映画のほうがフィクションである。宮台真司がこの映画を論じていた文章を読んだが、――彼の言うことは分かるような気がするんだけれども、肉体の復権ともいうべきこの映画をみて、現実での戦闘に覚醒したように感じる我々が、いろいろあってまた「敗戦」などの覚醒を起こさなければいいなと思う今日この頃である。
別に、我々は平和ぼけしていても、夢を見ているわけではないのだ。覚めている状態が今である。