★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

世界が矛盾的自己同一的形成として、現在において過去と未来とが一となるという時、我々は反省的である。(西田幾多郎)

御先神社を訪ねる(香川の神社49)

2017-09-19 22:48:58 | 神社仏閣

ビル街の中にある神社です。この噪音に耐えている神社はそれだけで尊敬できます。


拝殿が注連石で耳をふさいでいるように見えてきました。

が、しかし、主神をみたら納得です。自らうるさいダンスなどをやらかしそうなお人が混ざってました。

碑に曰く、「猿田彦大神と天宇受売神の二神」でした。

猿田彦は、天孫降臨の道案内役で天狗さん。天宇受売は言わずと知れた天の岩戸こじ開け胸乳なんとかのあれの人です。碑は、この二人が結婚したという説を採っておりました。政府の美人事務官として地方に赴任したところ、案内に出てきた鼻の高いイケメン県職員とアレしてしまった感じでしょうか。地方創成万歳。

碑によるとどうやら、ここらあたりに住む塗師達が地域守護神として祀っていたらしいのです。いったい何を祀っていたのやら。しかし明治になって、石清尾八幡からの霊に侵略されたらしいのです。バチがあったのか、空襲で一回吹き飛ばされました。で、今のかたちになったのは平成10年らしいです。

私の先祖もめんぱ屋だから、がんばれ御先神社。

 


本殿は、この建物の裏手にあるみたいなのですが、見に行けませんでした。車の噪音で自然に出てきたりはしないですね……