★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

世界が矛盾的自己同一的形成として、現在において過去と未来とが一となるという時、我々は反省的である。(西田幾多郎)

夏ですね(11月)

2020-11-18 23:03:34 | 文学
これかれ、かしこく嘆く。男たちの心なぐさめに、漢詩に「日を望めば都遠し」などいふなる言のさまを聞きて、ある女のよめる歌、
 日をだにも天雲近く見るものをみやこへと思ふ道のはるけさ


実際に空を眺めていると、雲や太陽は近いものにみえてくる。どこら辺りにあるか分からないものを近いと感じる、これが神や何やらを存在させるのだが、とても不思議だ。遠くのものなのに、太陽は直接我々に存在がとどいているのである。



季節を間違えて、来年に近づいてしまった向日葵。昨日二五度もあったから咲いてしまったのだ。ちなみに朝顔も四つ咲いていた。夏である。