なお今回の山行では、燕岳への合戦尾根の登攀途中でニホンザルを、大天井岳手前で雷鳥を見た。それ以上に驚愕したのが、常念岳から蝶ケ岳をめざしているときに2400メートルくらいの稜線を歩いているとき熊に出くわしたことである。目の前50メートル位先を突如黒い塊が音を立てながら下降していった。100メートル先で止まったのその影は黒い熊であった。思わず50メートルほど後ろにいたはずの男性に「熊ですよ」と声をかけたところその男性も目撃していて、「こんな高いところまで来るんですかね」と驚きの声を返してきた。
その熊は、こちらを見つつさらに下降していったため思わずホッとした。私一人で目撃していたら「連れの熊もいるのではないか」などと不安になり足がすくんだかもしれない。人を追い越したばかりで近くに人がいることがわかっていたから冷静で入られたのだと思う。
大変驚いた経験であった。
その熊は、こちらを見つつさらに下降していったため思わずホッとした。私一人で目撃していたら「連れの熊もいるのではないか」などと不安になり足がすくんだかもしれない。人を追い越したばかりで近くに人がいることがわかっていたから冷静で入られたのだと思う。
大変驚いた経験であった。