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傑作といわれる交響曲第7番と、演奏される機会の多い第5番の間にあるこの第6番、あまり演奏される機会が多くないとのことである。しかし私はこの第6番は気に入っている。特に第2楽章、第4楽章は落ち着いて静かに聴くことが出来る。
第2楽章の冒頭、木管によってちょっとおどけたようでいて寂しさ溢れる不思議な旋律が秀逸である。
いづれの楽章も不思議な、終わり方をする。特に第2、第4楽章は静かに余韻たっぷりに静かに終わる。第3楽章は突然の終りである。
フィナーレの第4楽章の途中からようやくリズム感もある明るい旋律や荒々しい旋律が出てくるが、これもいつの間にか隠れていく。最後は冷たい雪解け水の水源を見つめるような旋律が弦楽器で奏でられる。印象的な旋律が長く余韻を残して消えていく。水源を出た流れが伏流水のように地下に潜っていくようである。