洪水注意報が21時過ぎに出て、結局現在は、大雨・洪水・強風・雷・波浪注意報が出ている。最大瞬間風速も21時ころに25.3mの南南西の風と表示されている。雨は時間関西雨量で20ミリ以下になったが、それでも台風並みの雨と風である。
ゆっくりと読書したいものであるが、何となく手につかず、リビングルームでテレビを見ながらふたりで話をしている。悪天候というものの影響であろうか。嵐、特に強い風のもとではどこかに不安が生じているのではないか、と思う。
小学生の頃、横浜で台風が来るのに休校にもならず登校した。午後は強い雨と風で、教室はざわついていた。先生の話など耳に入らず、ひそひそ話が少しずつ大きなざわつきとなり、先生が癇癪を起こしたのを何となく覚えている。
クラスのみんなは窓に叩きつける雨と、ガラスを揺らす風に不安を感じていたと思う。初めは緊張して静かであったが、みんなの不安が増大して、ざわつきが大きくなるのを不思議な気持ちで私は眺めていた。
結局最後の授業が終わったころには雨・風とも弱まり、ホッとして帰宅した。
ところが谷底に造成された我が家は床上浸水ギリギリであったという。消防職員も見に来たらしいが、床上浸水認定にはならなかったようだ。特に被害はなく、床下浸水の認定にもならなかったと親が怒っていた。家の前を流れる水路から水があふれたらしい。玄関の汚れから見てあと2㎝ほどで床上まで水がきたようだ。同じ造成地の20軒ほどは大変な騒ぎであったという。
氏の取り上げる台風に対する記事は少なくない。振り返ってみると、私も、どこか,はしゃいでいた。弾んでいたともいえる。先生方は児童を無事に帰す責任があったのだろう。
思い出とともに、二人ともおじいさんになりました。
私は黒い雲が流れていくのを見るのが好きでした。