明日は夕方から組合の会館で会議。本日開催と勘違いしていた会議である。それまでは自由時間がたっぷりある。
久しぶりにサイフォンで淹れる美味しいコーヒーを飲ませてくれる喫茶店に行きたいものである。神奈川大学の生協に頼んである単行本は重版待ちとなっており、来週まで手に入らない。体調不良のため「シュルレアリスムとは何か」の読了が遅くなっているので、時間的にはちょうどいいタイミングで手に入りそうである。
来週の月曜日に、雪が降るかもしれないという予報が次第に「雨」の予報に傾いている。妻は少し残念な顔をしているが、私はホッとしている。
現役時代は何しろ、道路の雪害対策に翻弄されていたので、現役の諸君の苦労が推測される事態は歓迎したくない。
もう現役を離れて11年経つが、気持ちはちっとも変わらない自分に驚いてしまう。雪が積もったり、大雨が続いたりすると、強い地震が起きたりすると、何をしなくてはないけなかったか、いろいろと思い出している。
果ては、「融雪剤の追加注文を忘れていた」「徹夜の食事の準備ができていない」「庁用車が事故った」「地元の方と電話トラブル」などありもしなかったマイナスの事態が頭の中で渦巻いてしまうこともある。退職してもう11年経つのに、そして思い出したところで何の意味もないことが、強迫観念のように押し寄せてくるのである。
きっと多くの退職者にとってもおなじようなことがあると思う。私の場合は災害時の体験が多い。歳をとってもこういうことからはなかなか解放されない。公務員、否サラリーマン全体の宿命だろうか。
さて本日は久しぶりにブラームスのピアノ協奏曲第2番を聴いている。N響第1974回定期演奏会からピアノ:ハオチェン・チャン、指揮:トゥガン・ソヒエフ、管弦楽:NHK交響楽団の演奏である。