Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

降雪予想

2023年01月19日 21時18分11秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 明日は夕方から組合の会館で会議。本日開催と勘違いしていた会議である。それまでは自由時間がたっぷりある。
 久しぶりにサイフォンで淹れる美味しいコーヒーを飲ませてくれる喫茶店に行きたいものである。神奈川大学の生協に頼んである単行本は重版待ちとなっており、来週まで手に入らない。体調不良のため「シュルレアリスムとは何か」の読了が遅くなっているので、時間的にはちょうどいいタイミングで手に入りそうである。

 来週の月曜日に、雪が降るかもしれないという予報が次第に「雨」の予報に傾いている。妻は少し残念な顔をしているが、私はホッとしている。
 現役時代は何しろ、道路の雪害対策に翻弄されていたので、現役の諸君の苦労が推測される事態は歓迎したくない。
 もう現役を離れて11年経つが、気持ちはちっとも変わらない自分に驚いてしまう。雪が積もったり、大雨が続いたりすると、強い地震が起きたりすると、何をしなくてはないけなかったか、いろいろと思い出している。
 果ては、「融雪剤の追加注文を忘れていた」「徹夜の食事の準備ができていない」「庁用車が事故った」「地元の方と電話トラブル」などありもしなかったマイナスの事態が頭の中で渦巻いてしまうこともある。退職してもう11年経つのに、そして思い出したところで何の意味もないことが、強迫観念のように押し寄せてくるのである。

 きっと多くの退職者にとってもおなじようなことがあると思う。私の場合は災害時の体験が多い。歳をとってもこういうことからはなかなか解放されない。公務員、否サラリーマン全体の宿命だろうか。

 さて本日は久しぶりにブラームスのピアノ協奏曲第2番を聴いている。N響第1974回定期演奏会からピアノ:ハオチェン・チャン、指揮:トゥガン・ソヒエフ、管弦楽:NHK交響楽団の演奏である。


「シュルレアリスムとは何か」 その2

2023年01月19日 20時11分17秒 | 読書

   

 「シュルレアリスムとは何か」の第Ⅱ章「メルヘンとは何か」を読み進めた。
 この章では、メルヘン、童話、神話、伝説、寓話、おとぎばなしを詳しくその違いを説明しながら、メルヘンの本質に迫ろうという章。
 詳しく述べることはしないが、なかなかこれは丁寧な説明であり、説得力がある。

 「「おとぎばなし」、昔話は、童話よりすっと古い口承の文学携帯で、中世、古代あるいはもっとさかのぼって、人間の文化の発生以来あったと考える‥。一方の童話は近代の産物であり、近代の人間の特徴としてある「私」、自我というものがはっきりしてからの文学形式です。」

 「フィンランド学派によゆれば、似たような話が(世界の)あちこちにあるのは、どこか世界のある場所で生まれたとすると、それが長い時間をかけて伝播して、世界中に広まったのだという解釈です。もうひとつ、おとぎばなしは人類の歴史上のある時期に、世界中のさまざまな場所でおなじようなことを考えるという事情が生じて、そのことを語るためにできた文学形式らしい‥。自然発生的にいろいろな場所に似たような話が出てくるのがむしろ当然で、これは民族同士、人間同士の共通性のあかしのようなものだという‥。」

 この後者の説、世界同時発生説というのはとても魅力的だと私は思う。生物学的に組み込まれた発展段階で発現するような観念的な世界というよりも、共同の幻想がある水準に達したときに必然的に生みだされる共同の観念と理解することができるのではないか。採集段階から栽培段階に移行するある段階で生みだされる観念、神聖王権の誕生時の観念のありよう、採集段階の記憶の保持という必要性の段階等々、さまざまな段階が想定されるような気がする。

 「「おとぎばなし」の世界には固有名詞があらわれない。おとぎばなしは時間も空間も日限定であるというところに大きな特徴と魅力があります。主人公の名前まで非限定。」

 「おとぎばなしに共通した特徴として、背景に広々とした自然がある。いつも森がそばにあるような感じがする。事実、森のなかで展開する物語がすこぶる多い‥。‥おとぎばなしの世界には、人間が森の中で狩猟や採取をしていた時代の感覚が残されているんじゃないか‥。」

 特に印象に残った箇所だけを引用してみた。


勘違いをまたまた‥

2023年01月19日 17時46分39秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 本日だと思っていた退職者会の会議は明日であった。スマホのメモ帳には明日の日付になっていたが、スケジュール帳に転記するときにまちがえたらしい。
 講座終了後、喫茶店でコーヒータイム・読書タイム中にふと心配になり、慌てて他の役員に電話をして確かめてみた。無駄足は避けることができたのはさいわいであった。しかし何と情けない話である。

 時間にゆとりが出来たので、親に頼まれた電源コードを購入してから足早に帰宅。ついでにスマホの充電器・コードなども購入。昨日の炊飯器と合わせてこれで家電量販店のポイントを使い切ってしまった。ちょいともったいない気分。高価なプリンターを購入して得たポイントなので、本当はプリンターのインクボトルの追加購入に当てようと考えていた。もっともインクボトルの追加購入はまだまだ先なので、ポイントを使う予定はだいぶ先であった。