10月8日。
緊急事態宣言が解除され、3ヶ月ぶりに旧友と会いに上野へ。
9月に朝日新聞の夕刊で、東勝吉という画家を知り、感銘を受けました。
それが東京都美術館で見られると友人が教えてくれて、同じ時期に開催されている「ゴッホ展」と合わせて、観に行く計画を立てたのは
随分前でした。
上野の杜が大好き。
東京都美術館、入口のオブジェに写る自分たちを記念撮影。
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やっと来られました。
ゴッホ展。
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オランダにある2つの美術館から多くの作品がやってきました。
クレラー=ミュラー美術館のコレクションから
油絵20点と素描画・版画20点。
この美術館を開いた、初代館長のヘレーネ・クレラー=ミュラーは、ゴッホの個人蒐集家として
世界最大のコレクションを持ちます。
チラシの糸杉の画もそうです。
もうひとつの美術館は、ゴッホの理解者である弟のホセとその家族が作品の散逸を防ぎ集めた
ファン・ゴッホ財団の美術館です。
ゴッホは37歳で自死するまで、世の中でほとんど認められませんでした。
この展覧会では、画家を目指して修行を始めた20代の素描画が展示されていて、その精進の軌跡を辿ることができました。
もうひとつの展覧会。
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こちらは、5人の作家の作品を紹介しています。
そのひとり、東勝吉が今回是非とも観たい画家です。
九州の由布院の特別養護老人ホームに78歳で入所し、83歳の時に、園長から水彩絵の具をプレゼントされて、絵を描き始めた人です。
この画を新聞で見て、感銘を受けました。
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美しい風景画を99歳で亡くなるまで描き続けました。
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これは死の前年、98歳の時の自画像です。
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長年、木こりをしていたそうです。
その仕事の中で、自然を見つめ続けて、心に蓄積してきたものを溢れさせて描き出したのでしょう。
絵に感動する以上に、東勝吉の生き方に感銘を受けました。
もうひとつ。
「日本七宝作家協会展」。
こちらには小学校の時の同級生が作品を出展していました。
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七宝ってすごい。
友人の活躍が誇らしく思えました。
沢山の作家さんの多くの作品を鑑賞できて、嬉しい1日でした。
朝見た、金木犀の大木と青空と秋の雲。
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帰宅したら、旦那さんが作ってくれた握り寿司と牛すじの煮込みが待っていてくれました!