おかもとまさこのごはんBLOG

管理栄養士/国際薬膳師 岡本正子
食べものと食べ方で人生は変ります。
おいしく食べて幸せになるお手伝いをします。

アーティゾン美術館とクリスマスツリー

2021年12月25日 08時05分00秒 | 美術館・博物館・本・映画

12月24日。

毎月友人とめぐっている美術館。

本日は、東京駅近くのアーティゾン美術館です。

昨年、リニューアルオープンした美術館は、以前はブリジストン美術館で、時間をかけて再開しました。



今回の企画展は『M式「海の幸」』

ジャム・セッションと銘打たれた2回目のリニューアルオープン後の企画展です。

前回も面白かった。その記事はこちらです。

森村泰昌は自身が扮したセルフポートレイト写真《肖像・ゴッホ》(1985年)を発表して、その後セルフポートレイトの作品を作り続けている美術家です。

今回は森村泰昌が、青木繁の画「海の幸」に触発され、尊敬の念を持って向き合い、解釈するという、コラボ企画なのです。

作品展、美術館の入口。



これが「海の幸」


青木繁が22歳の時の作品です。

青木繁の自画像。


こちらは、森村泰昌が青木になりきったセルフポートレイトを用いたコラボ作品。


展示は章立てされており、ここがメインの
第3章 M式「海の幸」変装曲。


「海の幸」と同じ構図で10人の人物が描かれた画が8枚と今と未来への思いを描いた作品2枚。
そこに登場しているのは全て森村泰昌がセルフポートレイトで作り上げた85人の人物です。

熱量を感じました。
コロナ禍での開催に向けて、全ての作業をひとりで行ったそうです。
最後は、これまでと違う構図で。
「今」そのものです。



アーティゾン美術館は見どころ満載。
展示数も多くて、見晴らしのいい休憩所でひと休みしています。



企画展は4つあり、ふたつめ。

美術館所蔵の多くの絵画から選ばれた印象派の絵画から現代美術の作品まで、沢山鑑賞しました。
前回と同じく4時間の滞在。

八重洲、丸の内界隈でクリスマスツリーを見て、いい気分。






ライトアップされた街路を通って帰途につきました。






 

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今日の美しい宝物

2021年11月23日 06時09分00秒 | 美術館・博物館・本・映画
11月22日。
今日の成果です。

美しい紅色の落ち葉。

旧友とパナソニックの汐留美術館へ行きました。

『ブダペスト国立工芸美術館 名品展』
ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ

日本の美術工芸品が欧米の工芸に影響を与えた様を見ることができます。
「日本の美術を西洋がどのように解釈したか、
そして日本の美術や工芸がどのようにして西洋に影響を与えたか、そのありようを19世紀末葉
から20世紀初頭までの作例を通じて辿るものです。」
とパンフレットに書かれています。
私も工芸品の美しさと技に心打たれました。

竹橋にあった、東京国立近代美術館工芸館は2020年に金沢に移転しましたが、以前こちらで
鑑賞した工芸品は、19世紀末に開かれたパリ万国博覧会に出展された物がありました。
「12の鷹」という作品です。


ヨーロッパで賞賛された工芸品を実際に観ていて、今回の美術展でも、大いに納得できました。

170という膨大な美術工芸品は、工房や作家、技法などでくくられて展示されていて、その流れが心地よいのでした。
見ごたえのある美術展でした。
いつものようにミュージアム・ショップで絵葉書を購入。

どちらもガラスの工芸品です。

今回は汐留美術館の後に、天王洲アイルの寺田倉庫で開催されている「バンクシー展」も観ようという計画です。
ところが、こちらは予約入場ではなく自由入場。
なんと100分待ちということで、時間ロスだけでなく、混雑も避けたいので断念しました。
友人たちは、ちゃんと予習もしてきたのに残念でした。

それで天王洲公園をぐるりと散歩しました。

この時季ですのに、チューリップの花壇にびっくり。
開花のためのさまざまな操作があるのですね。
紅葉とチューリップって、実に妙な取り合わせでした。
最初の写真の落ち葉をここで拾って、大収穫。

この落ち葉、なんていう木なんでしょう。
枝には黒い殻から白い実が見えていました。

東京駅に出て、ステーションホテルのラウンジで休憩。
コーヒーはちょっとお高いですが、ゆったりできて豊かな気分に浸れました。


楽しい1日でした。
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日本橋高島屋へ

2021年11月15日 06時02分00秒 | 美術館・博物館・本・映画
11月14日。
両親と朝、近くの公園へ散歩に行きました。
もみじが紅葉し始めていました。
昨年は義母とふたりできれいな紅葉を見たのでした。
義父は入院していたのです。
今年は一緒に見られそう。


散歩が終わって、開催中の敬愛する陶芸家の松本芳実さんの作陶展へ向かいました。
場所は日本橋高島屋。
久しぶりに京王線に乗りました。
今日も旅する気分で、各駅停車に乗りましたら、まあ、時間のかかること。
友人たちを待たせてしまいました。
作陶展で、松本芳実さんに会えて大感激。
マスク姿ですが、一緒に写真撮ってもらい、握手してお別れしました。

高島屋のカフェでお茶しました。
こんな都心に来ることはほとんどなくて、デパートのおしゃれな店にわくわく。
エスプレッソコーヒーと柿のフルーツサンドいただきました。

日本橋から銀座まで歩いて、友人と次回の美術館巡りの約束して、さようなら。

我が家に来てくれた、松本芳実さんの器です。

明日はどんな料理と合わせましょうか。
楽しみ楽しみ。

15,000歩、歩いて快く疲れました。

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東京都美術館 ゴッホと東勝吉

2021年10月09日 06時22分00秒 | 美術館・博物館・本・映画
10月8日。
緊急事態宣言が解除され、3ヶ月ぶりに旧友と会いに上野へ。

9月に朝日新聞の夕刊で、東勝吉という画家を知り、感銘を受けました。
それが東京都美術館で見られると友人が教えてくれて、同じ時期に開催されている「ゴッホ展」と合わせて、観に行く計画を立てたのは
随分前でした。

上野の杜が大好き。
東京都美術館、入口のオブジェに写る自分たちを記念撮影。

やっと来られました。

ゴッホ展。

オランダにある2つの美術館から多くの作品がやってきました。
クレラー=ミュラー美術館のコレクションから
油絵20点と素描画・版画20点。
この美術館を開いた、初代館長のヘレーネ・クレラー=ミュラーは、ゴッホの個人蒐集家として
世界最大のコレクションを持ちます。
チラシの糸杉の画もそうです。
もうひとつの美術館は、ゴッホの理解者である弟のホセとその家族が作品の散逸を防ぎ集めた
ファン・ゴッホ財団の美術館です。

ゴッホは37歳で自死するまで、世の中でほとんど認められませんでした。
この展覧会では、画家を目指して修行を始めた20代の素描画が展示されていて、その精進の軌跡を辿ることができました。

もうひとつの展覧会。

こちらは、5人の作家の作品を紹介しています。
そのひとり、東勝吉が今回是非とも観たい画家です。
九州の由布院の特別養護老人ホームに78歳で入所し、83歳の時に、園長から水彩絵の具をプレゼントされて、絵を描き始めた人です。

この画を新聞で見て、感銘を受けました。


美しい風景画を99歳で亡くなるまで描き続けました。




これは死の前年、98歳の時の自画像です。

長年、木こりをしていたそうです。
その仕事の中で、自然を見つめ続けて、心に蓄積してきたものを溢れさせて描き出したのでしょう。
絵に感動する以上に、東勝吉の生き方に感銘を受けました。

もうひとつ。
「日本七宝作家協会展」。
こちらには小学校の時の同級生が作品を出展していました。

七宝ってすごい。
友人の活躍が誇らしく思えました。

沢山の作家さんの多くの作品を鑑賞できて、嬉しい1日でした。

朝見た、金木犀の大木と青空と秋の雲。


帰宅したら、旦那さんが作ってくれた握り寿司と牛すじの煮込みが待っていてくれました!



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こんなごはんと今日の映画

2021年10月05日 05時44分00秒 | 美術館・博物館・本・映画
10月4日。

ブランチは野菜だらけのインスタントラーメン。


日中は連絡業務と仕事の買い出し。
でも8,000歩に満たず。

夜ごはん。

並べすぎです。
多くてもムダにはしないけど。

夜の映画は『グッドバイ』

小池栄子さんは、いい女優さんだわ。
これまで観た映画の役柄はさまざまで、それぞれがよかったです。
主人公の大泉洋は、どうも個人的に好きに分類できない。
楽しめた映画でした。

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グランマ・モーゼス展 素敵な100年人生

2021年07月14日 14時44分00秒 | 美術館・博物館・本・映画
7月14日。

生誕160年記念『グランマ・モーゼス展』へ
行ってきました。


グランマ・モーゼスと呼ばれた、アメリカの
女性画家アンナ・メアリー・ロバートソン・モーゼス(1860〜1961)。
無名の農婦だったモーゼスは、70代で本格的に絵を描き始め、80歳の時にニューヨークで
初個展を開きました。

素朴で温かみあふれた絵を、自分の農場で描き続けました。
自然を愛し、人生に感謝し、働き続けた画家です。
100歳の時に描いた風景画には大きな虹がかかっていました。
60代後半の私はとても勇気をもらいました。
よく働いて、感謝の気持ちを忘れない。
そういう風に生きていきたい。
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葉画家 群馬直美さんの個展へ

2021年06月28日 06時04分00秒 | 美術館・博物館・本・映画
6月27日。
葉画家の群馬直美さんの個展に伺いました。


西武国分寺線の鷹の台の小さな駅を降りて。
玉川上水沿いの道を歩いて7分。
「カミカワハウス」という、カフェギャラリーが会場です。

精密で美しい下仁田ネギの画に圧倒されました。


カミカワハウスの2階のギャラリー。
窓から見える玉川上水の緑の木々も美しいです。


群馬直美さんが描く葉のカレンダー、
とても気に入っていて使っていました。
今日はポストカードのセットを購入しました。

一軒家を改装したカフェです。

鷹の台には、武蔵野美術大学があります。
カフェのオーナーの女性も大学のOGで、
温かく、センスのいいカフェを手作りで改装したそうです。

ようやく友人とスケジュールの調整ができて、
個展最終日に来ることができました。
3ヶ月ぶりに会えて、話に花が咲きました。

玉川上水の緑を眺めながら、テラス席で一献。

嬉しい休日でした。

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東京都美術館『イサム・ノグチ 発見の道』とパンダ誕生

2021年06月26日 04時42分00秒 | 美術館・博物館・本・映画
6月25日。
上野、東京都美術館へ。
『イサム・ノグチ 発見の道』展。


あかり150灯のインスタレーションが迎えてくれました。


ユーモアある美しい石の彫刻。

お地蔵さん。
 
遊園地に置くような。

遊び心のある作品。
 
これいいな〜。

雲の山という作品名



太った踊り子。

びっくり箱。

思わず笑ってしまいました。
 
2時間たっぷり鑑賞して、美術館地階へ。
若い作家さんなのかしら。

グループ展も楽しく。
 
この7台並んだコピー機。


こうして光と影があります。


これは分かりやすいと友人達と一致意見。


いつものように美術館前のボールで記念撮影。




お昼は上野公園内の韻松亭(いんしょうてい)へ。


創業140年の古いお店です。


そして。
モンモンさんのブログで教えていただいて。

パンダに双子の赤ちゃん生まれたんですね。
町中がお祝いムード。
モンモンさんの記事を読んで行ってみたくなった上野精養軒へ。

これ見たかった。


外のテラス席が気持ちいいです。

お祝いメニューもありました。
明るい話題です。
不忍池を見ながら、しばし時間を忘れておしゃべりを楽しみました。
 
次はいつ会えるかしら。
オリンピックもあるし、予測ができない。
 
幸せな1日。
毎日、今日を丁寧に暮らしたいです。
 


 

 

 
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東京国立近代美術館『あやしい絵展』と花咲く町

2021年04月03日 06時13分00秒 | 美術館・博物館・本・映画
東京国立近代美術館 『あやしい絵展』
旧友に3ヶ月ぶりに会い、美術館へ。


年に何度も行く東京国立近代美術館。

わくわくです。

出迎えてくれた「生人形」。
なまにんぎょう、ではなく、いきにんぎょう。

どっきりしましたよ。

こちら作品情報。


ポスター、チラシにもあるこの絵。

あやしい雰囲気。

かいのしょう ただおと。
なんとも言えないお顔。

こちらは習作。
未完成で残された絵です。
白枠の中が展覧会に出展するのに間に合わず、
切り取って先に仕上げたのだそう。

どういう経緯でもとの全体に戻されたのか?

そんな不思議な絵、あやしさをかもす画が集められています。
明治、大正、昭和の大衆小説の挿絵や江戸時代の近松門左衛門の心中ものの浮世絵、錦絵も。

お客さんも静かに見入っています。


企画展をじっくり見て、最後は常設展へ。

最上階に季節ごと屏風絵が飾られています。
今は桜。

美しい。

「眺めのいい部屋」というこちらで休憩しました。


しゃがの花が満開です。

お昼ごはんは海鮮の店で。

マスク会食がすっかり身につきました。
黙食して、話す時はマスク装着。
十分に気をつけて、友人たちと美術館巡りは続けるつもりです。

会えて嬉しかったです。






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穏やかな日曜日は読書三昧、映画三昧

2021年03月15日 07時33分00秒 | 美術館・博物館・本・映画
3月14日。
一歩も外へ出ないで、休養日にしました。

晩ごはんは簡単にワンプレート。

玄米カレー炒飯
鶏むねのタンドリーチキン風

2日間で観た映画。

「キューポラのある街」1962年


17歳の吉永小百合が、いきいきとして、
目がキラキラ輝いています。

「グランド・ホテル」1932年

グレタ・ガルボ、ジョン・バリモア
ホテル内で複数のドラマが同時進行するのは、
画期的な構成で、「グランド・ホテル形式」と
呼ばれるようになりました。

「風の中の牝鶏」1948年

小津安二郎監督作品を今年になって11本観ました。

田中絹代が、戦争から復員する夫を待つ健気な妻を演じています。
戦後の街の様子や貧しい暮らしぶりに胸を打たれました。

井上ひさしの「イソップ株式会社」、読了。
映画鑑賞の助けに「いま、小津安二郎」小学館、「原節子のすべて」新潮社を併読しています。



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多摩で楽しむ

2021年02月19日 06時27分00秒 | 美術館・博物館・本・映画
2月18日。
市内の友人と、近場で楽しみました。
立川。
昨年10数年ぶりに、免許の更新に出かけて、
おしゃれな街に変貌していて驚いたのでした。
たましん美術館、昨年この地に開館して、記念展示です。
美術館が所蔵する作家の絵とその作家が昨年2020年に描いた絵を並べて展示するというもの。
それぞれの2作品には30年から45年ほどの長い時間が流れています。
例えば。
サイトオ ビンの作品。

左が1986年。
右が2020年の「裸族たち」という作品です。この作家さん、1931年生まれです。
2020年は、美術館の開館の年であり、コロナの影響が大きかった年でもあります。
どんな風に絵を描いたのでしょう。

なかなか美術館に行けないので、嬉しい1日です。


ランチはインド料理のレストランへ。

チェーン店ではなく、独立して頑張っているお店。

向こう2皿は野菜料理ですが、スパイシーでボリュームがあります。


生まれて初めて「ビリヤニ」というお米料理いただきました。
インディカ米が美味しい。

すごくいい店なのに、ランチ時もお客はほとんどいなくて、この厳しい時代の苦労を考えてしまいます。
私も友人もマスク会食がすっかり板につきました。

立川、いい街です。
坂を上がったところの見晴らしのいい場所。


いい日でした。

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春近し

2021年02月05日 10時08分00秒 | 美術館・博物館・本・映画
2月4日。
立春も過ぎまして。
地中に潜んでいた「陽」が地表に出て来ました。嬉しいな。

radiko聴きながら、書いてます。
散歩して見ました。

アネモネかと思ったけど。


カリブラコア、だそう。



今日の映画は『銀座化粧』。1951年作。

面白い!。。
ダメ男と健気で、自分で生きていこうとする女性。
監督は、成瀬巳喜男。

このところの幸せな発掘は西川美和監督です。
出会えた事、シアワセ。
昨日。
『夢売るふたり』。


阿部サダヲって、すごく好き。
でもアクが強くて、結構鼻につくことも。
随分観たけど、これはシンプルで好きだな。
監督、役者への思いと方針出てるな。

数日前に観た『ディア・ドクター』にノックアウトされた。

西川監督に出会えて幸せ。
我が敬愛する是枝監督にも認められているようです。

西川監督に初めて会ったのは。
『永い言い訳』。
この時は監督を知らなかったのですが、強烈でした。
その後、小説も読んだのです。
一回観ただけで、感想も言えないけど、すごい!って感は確か。

『夢売るふたり』は、主人公より、脇の女性たちの魅力。「私は自分で生きてる」って意思表示がカッコいいのです。


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実家ごはん 家ごはん 小津安二郎

2021年01月26日 06時50分00秒 | 美術館・博物館・本・映画
1月25日。
午後に実家から帰宅しました。
午前中に両親と散歩ができました。
前夜は3人でごはん。

この前日には義兄夫妻が来てくれて、義姉が一品用意してくれていました。
野菜の肉巻きです。
私は豆腐スープと鶏肉料理を作り、母はサラダを作ってくれました。

実家からの帰り道。

蝋梅が満開となっていました。
蝋梅は咲き始めは、昨年の古い葉が枝に残っています。
茶色い枯れた葉陰に咲き出すのです。

今晩は家ごはん。

生活クラブの牛コマ肉で煮込み作りました。
白菜の千切りサラダと近所で買ったパンと。

夜は、最近続けて観ている小津安二郎の作品をAmazonで。

『長屋紳士録』1947年作。

内容は今観ても色褪せない。
しかも当時の風俗も興味深いのです。

築地本願寺が出てきました。

建物は今と同じですが、なんと前に運河が流れています。
今、ここは埋め立てられて、きれいな公園になっているのです。

今まで観た小津作品に必ず出演しているのが笠智衆。

いい顔です。この時43歳。

25日には『一人息子』。1936年作。


しみじみした映画でした。
これが自分が観た一番古い作品です。

ここにも笠智衆さん。32歳。青年です。
小学校の先生で、飯田蝶子演ずる貧しい母に一人息子の中学進学を勧めます。


同作品で10数年後の姿。

この時すでに「老け役」をしています。

映画の楽しみの一つが役者さんを見ることで、今は小津作品の品位と内容の深さとともに、名優たちの姿と演技に感服しています。

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カレーと名画

2021年01月23日 06時12分00秒 | 美術館・博物館・本・映画
1月22日。
今年初のカレーを作りました。
両親も元気で、実家通いも以前ほど頻繁でなくなり、ゆったり暮らし、のんびり料理ができます。

キーマカレーの材料。

カレーパウダーと好みのスパイスをブレンドしました。

出来上がり。


散歩で見たお地蔵さま。

町は華やぎもなく、花もなく。
春、来たれかし。

晩ごはん。

カレーには玄米が合います。

食事の後は、Amazonで小津安二郎の『東京物語』を観ました。1953年作です。

小津安二郎の作品の中でも名画の誉れ高いのです。
原節子。

この女優さん、別格だな。

この老夫婦が、広島から息子、娘の暮らす東京に出て来ます。
演じるのは、笠智衆、東山千栄子。
名優であり、監督の作品の常連です。


これが有名なローアングル。
家族が集合している美しいシーンです。

畳を上げて、床に潜り込んでカメラを回しているそうです。
『東京物語』は、私が観る小津監督作品3作目。

こちらは『お茶漬けの味』。1952年作です。
数日前に観ました。
闊達で自由な女性たち。
女優さんがきれいです。


こちらは男性たち。地味です。


小津作品に畳は欠かせない。
ローアングルは、人を見下ろさないという監督の姿勢の現れかしら。

家時間を楽しんでいます。
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言霊と今日の5000歩

2021年01月19日 07時32分00秒 | 美術館・博物館・本・映画
1月17日。
順調に料理試作も進んでいますので、
午後から、買い物を兼ねた散歩に出ました。
一昨年までは、とても忙しかったのですが、
非常勤で働いていた障害者施設を定年でやめ、
そして昨年のコロナ禍で、講師の仕事も激減、
今はのんびりしています。

それなりに心配なことや悲しいことや辛いこともありますが、言葉にするとマイナスの方へ
引きずられしまいそうだから、口に出さないようにしています。
言葉には魂が宿りますから。

さて、今日はどこを歩こうか。
あまり足を伸ばさない玉川上水へ。

上水を出た帰り道で美しい朱色に出会う。


冬枯れの散歩道。
玉川上水にあまり来ないのは、大好きな西武線が見えるところがここだけだから。


稲荷神社があります。


枯れた花にも風情があります。


案内板を見ると、コセンダングサというらしい。


てくてく。
今日の5,000歩地点の予測は、ここ市内1箇所の銭湯。

大はずれ。
6,000歩でした。
家を出る出発地点は1,300歩。
家で細々動いてもこの程度です。
銭湯は残念なことに廃業していました。

銭湯近くの図書館へ寄って。
本、借りました。画集です。

誰の絵でしょう?
。。。。。。えっと思った。
ビートたけしです。

マイブームの熊谷守一の本、日経新聞から出ている『私の履歴書』は、ついついポチってしまいました。
それも今日届きました。


晩ごはん。

焼売の皮があったので、棒餃子的なものを作りました。
具は、舞茸、ひき肉、青紫蘇。
それに試作品も並べて。

夜は映画を観ないで読書です。


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