ボクはやわらかい日の当たる窓際で
彼女がゆっくり変態してゆくのを見ていた
窓の外では得体の知れない様々な
薄暗い影が
先へ先へとゾロゾロうつっている
かわいた笑い声をまとって
いつまでも
いつまでも
肉のエキスと栄養のエキスで人間を造ろう
水を加えて人間を造り直そう
みんな他人が自分より傷つきやすいとは思わない
あんたの犬を散歩させてきなよ
ボクが楽しみ方を教えてあげるよ
まっしろな乳の潮が満ちてくる
銀色に輝く月よ
一緒に詩人だけが住む星にいこうよ
1992.10.19作
彼女がゆっくり変態してゆくのを見ていた
窓の外では得体の知れない様々な
薄暗い影が
先へ先へとゾロゾロうつっている
かわいた笑い声をまとって
いつまでも
いつまでも
肉のエキスと栄養のエキスで人間を造ろう
水を加えて人間を造り直そう
みんな他人が自分より傷つきやすいとは思わない
あんたの犬を散歩させてきなよ
ボクが楽しみ方を教えてあげるよ
まっしろな乳の潮が満ちてくる
銀色に輝く月よ
一緒に詩人だけが住む星にいこうよ
1992.10.19作