予感
冷たい朝
一番鳥
見えない姿 響く声
冷たい朝
淡い蒼色 朝の色
錆びた香りは 雨の予感
人待ち顔の紫陽花の色
冷たい朝
涙眼の白い月
ついもらい泣きする 湿ったお山
寂しいクルマ 見送るつもりが
驚くのを見て ひそみ笑い
乗り出して見るの やめたげようか
鳥よ
ちょっとだけ その素敵な羽を貸しておくれ
みんなの目の覚めるころには
息をきらした ひいやり肌のまま
ひっそりと窓におりるから
冷たい朝
一度きりの おはよう
1987.4.17 国語の授業にて
冷たい朝
一番鳥
見えない姿 響く声
冷たい朝
淡い蒼色 朝の色
錆びた香りは 雨の予感
人待ち顔の紫陽花の色
冷たい朝
涙眼の白い月
ついもらい泣きする 湿ったお山
寂しいクルマ 見送るつもりが
驚くのを見て ひそみ笑い
乗り出して見るの やめたげようか
鳥よ
ちょっとだけ その素敵な羽を貸しておくれ
みんなの目の覚めるころには
息をきらした ひいやり肌のまま
ひっそりと窓におりるから
冷たい朝
一度きりの おはよう
1987.4.17 国語の授業にて